隠してたのに!「モザイク」を排除するAI誕生。
モザイクをつけるのは、「隠したい何か」があるから──。
プライバシー保護のため、背景に映った他人の顔をモザイクで隠すのもそのひとつ。
たとえば、YouTubeやテレビ番組で街の風景の映像を流すとき、通行人の顔がそのまま映ってしまえばクレームにつながりかねない。
そう考えると、モザイクを使用する「メディアリテラシー」のおかげで、私たちが守られているともいえる。
そんななか、「デューク大学」の研究者がモザイク処理で隠された顔をほぼ完全に復元できる新しいAIツールを開発した。その名も「Pulse」。
Pulse誕生の背景には「画像を効果的にスケールアップできるツールのニーズの高まり」があるのだとか。
公式サイトによると「モザイク」を「見える化」する流れは以下の通り。
1. 低解像度化した際にオリジナルにもっとも近い画像を探し出す
2. ちょっとずつ手を加えて微調整
3. さらに元画像に近づける
4. 結果、「低解像度同士を比べるとそっくりな画像」のできあがり!
モザイクで隠している元の画像を露わにするのかと思うと少しばかり怖いけれど、研究チームによれば、Pulseは人物を特定するものではないとのこと。
それよりは、空の彼方に見える「未確認物体」が高画質で見れるようになるかもしれないと考えればロマンがあるかも。
どちらにせよ、こういったAIツールの活用方法をどうするかが肝心だよねって話。
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