「テスラ」に続き、今度は「シャオミ」からヒューマノイドが登場。しかも、カンフーできるらしい。
つい先日、「Optimus」の実機を発表し衝撃を呼んだ「テスラ」だったが、どうやら「巨大ITがヒューマノイドを作る」というのは最早驚くことではなくなってきているらしい。
新たにヒューマノイドを発表したのは、スマホメーカーとしてしられる中国の大手IT企業「Xiaomi(シャオミ)」。
8月11日に開催された同社のライブイベントにて、人型作業ロボット「CyberOne」が実際に動く状態で発表された。
彼(彼女?)は身長177cm、体重52kgとこれまた極めて“人間的な”体格をしており、Optimusと同じくAIが搭載された高性能ロボットのようだ。
XiaomiのCEOであるレイ・ジュン氏がTwitterに投稿した動画では、デモンストレーションに自ら歩いて登場して花を渡し、自己紹介や会話をおこない、さらにはカンフーまで披露する様子が映っている。
© leijun/Twitter
「カンフーする」というのがAIにとってどれほど高度なことなのかはさておき、生半可な性能ではないことは確か。
これまで犬やらイルカやら、果てには蟻までとなんでもロボット化されている(まさに「擬人化」の代替案といったところ)が、すでに時代は「知能を持つ生命」──すなわち“人間の擬人化”状態まで進んでいるのだ。
さすがにまだ遠いと思っていた『ブレードランナー』のような「人とロボットの区別がつかなくなる未来」も、わりと近くまで来ているのだろう。
開発当事者たちは便利で人が快適になる未来を想定して作っているのだろうが、SF界の予言者たちは揃って真逆の状況を描いている。
正しいのはどちらか……結論の出る日は迫っているようだ。
© Xiaomi/YouTube
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