四国に「アジアのシリコンバレー」爆誕?来春テック系の学校開校へ
2023年4月、徳島県神山町にテック系のアントレプレナー教育を専門とする学校が開校する。
15〜20歳を対象にプログラミングやデザイン、エンジニアリングといった専門技術、並びにマーケティングや資金調達などのビジネススキルの習得を目指せるようだ。
プロジェクトを手がけるのは、名刺のデジタル化サービスを主とする「Sansan株式会社」CEO寺田親弘氏。
同社は12年前より高速インターネットが古民家に開通したことを理由に神山町に事務所を構えた。これに倣ってIT系のベンチャーやレストランなどが町に増え、新規の産業が生まれ、2011年には神山町誕生以来、初の人口増加を記録したという。
さて、学校建設にあたって寺田氏はふるさと納税を通じて20億円の資金を確保。さらに30社以上の企業からの支援を受けることにも成功した。主には国内企業ではあるが、会計大手の「デトロイト」をはじめ外資も参加していることからも、注目度の高さがうかがえる。
“限界集落発祥の地”とも呼ばれる四国地方が、中国・深圳を越えるアジアのシリコンバレーへと移り変わる日が来るかもしれない。
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