公共交通機関の乗り放題チケットが、180万トンのCO2削減に貢献

ドイツの「Verband Deutscher Verkehrsunternehmen(ドイツ交通事業者連合)」が、公共交通機関が乗り放題になるチケットがどのように環境に影響しているのかというレポートを公開した。

結論、このチケットは180万トンの二酸化炭素排出量の削減に貢献したようだ。

ドイツ交通事業者連合は、今年8月1日から1ヶ月間は9ユーロ(約1290円)で、電車やバスなどの公共交通機関が乗り放題になるチケットを販売していた。売上枚数はじつに5200万枚

そして、利用者6000人を対象とした週次調査によると、10人に1人が外出の際、少なくとも週に1回は自動車の代わりに公共交通機関を利用したとコメントしているそうだ。

二酸化炭素排出量の観点から計算すると、180万トンの二酸化炭素を削減していることになるという。これはおよそガソリン車38万8000台の排出量に相当することからも、影響は非常に大きいと言えるだろう。

この乗り放題チケットを今後も販売するかどうかは、現在検討中とのこと。ドイツ交通事業者連合の動向には注目だ。

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