走行しながら充電できる!?イスラエルの「電気道路」が近未来
ご存知「テスラ」をはじめ、世界中の自動車メーカーやベンチャー企業がこぞって開発を進めているガソリン不要の自動車、EV。
高価な車両価格もさることながら、整備されきてれいない“充電スポット問題”がイマイチ普及しない大きな理由のひとつだが、もしスマホのワイヤレス充電のように、走行中に道路から給電できるとしたら......。
このほどイスラエル・テルアビブ市で、そんなEVのデメリットを解消し、自動車での移動にソリューションを起こす可能性を秘めた世界初の実験がスタートした。
9月21日に開始されたのは、電気バスをワイヤレス充電できる電気道路の設置。場所は「テルアビブ大学駅」と「クラッツキンターミナル」の区間。そこに約600mの給電エリアを設けるのだとか。
設置後は2ヵ月間のテストをおこない、結果によっては電気バスの定期的な運行はもちろん、自家用車やトラックといった個人の乗り物にも応用させていく方針のようだ。
もちろん、これらはEVを普及させてガソリン車を減らし、二酸化炭素の発生を抑えるという環境に配慮した施策なのだが、どうやら世界中に高度な発想と技術力をアピールする狙いもあるよう。
ともあれ、イスラエルの実験の結果が、今後の交通インフラに大きな影響を与えることは間違いないだろう。
© Tel Aviv-Yafo Municipality
Top image: © Tel Aviv-Yafo Municipality