カエル、ナメたらあかんらしい
カエル、ナメたらあかんで——。
これ、「National Park Service(アメリカ合衆国国立公園局)」が出した注意喚起。「油断するな」のように解釈しそうだが……じつは文字通りの意味。そう、「カエルを舌で舐めるな」ということだ——。
なぜこんな警告が出たのか、その理由はもう想像がつくだろう。なんと、ヒキガエルの一種であるソノラ砂漠ヒキガエルを舐めたり吸ったりする人がいるんだそう。
© NatlParkService/Twitter
じつは、このカエルは「5-MeO-DMT」という幻覚作用のある物質を分泌するらしい。それを摂取するためにカエルを捕獲しようとする人がいるとのこと。
ただ、このヒキガエルは毒素も分泌するため、触れると炎症を起こしたり口や喉が痺れたりするんだそう。最悪の場合は命に関わることもあるんだとか。
また、この"カエル舐め"は人間だけでなくカエルにもダメージが。乱獲が原因で個体数が減り、絶滅の可能性も出てきているとのこと。
カエル、舐めたらあかんで——。
Top image: © Pascal Halder/Shutterstock.com