カエルの細胞から誕生した生体ロボット「xenobots」が進化!
米「バーモント大学」の研究者らが、カエルの胚から切り取った幹細胞を使用して作成した数mmサイズの生体ロボット「xenobots」。
完全な生命体でもなく、ロボットでもない、プログラムで制御ができる“生体ロボット”を世界で初めて生み出したとして、注目を集めていた同研究が、このたび「タフツ大学」の協力を得て、より進化した“バージョン2”を発表したようだ。
今までも自発的に動いたり、切断しても元通りに継ぎ合わせて動き続ける能力を持っていた「xenobots」だが、バージョン2ではさらなる高寿命化に成功。
さらに、周囲の情報を記録することもできるようになったという。
専門的な話になると非常に説明が難しいが、研究者らは将来的に「xenobots」が、病気を検知し、特定の部位まで薬を届ける働きができるのではないかと考えている。
「プログラム可能な生命体」という、なんともSFなこの研究。
何はともあれ、いつかは人類に欠かせない存在になってくる予感が満載の研究内容といえるだろう。
© Tufts University/YouTube
Top image: © Douglas Blackiston and Sam Kriegman