【イタリア】「顔認識技術」の使用は、司法捜査や犯罪対策を除き不可と表明
AIテクノロジーの代表格といえる、顔認識技術。しかし、イタリアでの事例を見ると、普及にはまだまだ時間がかかりそうだ——。
イタリア南部の都市レッチェで、どうやら顔認識システムの使用を開始する動きがあったらしい。それに対して同国の「Data Protection Agency」は、「司法捜査や犯罪対策を除いて、顔認識の使用は許可しない」と釘をさしたんだそう。
顔認識技術が使えるようになるには、特定の法律が施行される必要があるとのこと。ただ、少なくとも2023年末までは認められないようだ。
なぜ慎重になっているかというと、顔認識技術に関する保証や使用条件などをしっかり定める必要があるから。最先端の技術を普及させるには、クリアしなければならないステップが多いのだろう。
テクノロジーで課題を解決しようとする側と、テクノロジーによる課題を解決しようとする側の戦いは、今後も続きそうだ——。
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