イタリア生まれの、「土に還る」スマホケース

iPhoneをダメージから守ってくれるiPhoneケースだが、環境にはダメージを与える可能性がある。

なんでも、スマホケースは世界で毎年約10億個も販売されており、ほぼすべてのプラスチック製カバーにはリサイクル不可のプラスチックが約20グラム含まれているという。

そんなスマホケース問題の解決策となりそうなのが、イタリアの「iGreen Gadgets」が開発した「iGreen Cover」。ケースを土に埋めると、植物を育てることができるらしい。

©2023 iGreen Gadgets

このケースには種子が含まれており、土に埋めると植物が育つ仕組み。ケースの主な素材はコーンスターチで、種子の栄養源となるそうだ。

©2023 iGreen Gadgets

ケースは3種類展開で、「バジル」「デイジー」「勿忘草」が。カラーはそれぞれ、グリーン、イエロー、ライトブルーのようだ。

©2023 iGreen Gadgets
©2023 iGreen Gadgets
©2023 iGreen Gadgets

ケースの植え方は簡単で、30度の角度で土に埋めるだけ。すると、数日で芽が出るから、あとは水をあげたり日光に当てたりすれば育つんだそう。

©2023 iGreen Gadgets

気になるのはスマホケースとしての性能だが、デバイスを保護するのに必要な強度と柔軟性を兼ね備えているとのこと。スマホにも環境にもやさしい保護ケースというわけだ。

なお、「iGreen Cover」の対応機種は「iPhone13 Pro」「iPhone14 Pro」「iPhone15 Pro」のみで、日本への発送は不可のよう。残念!

しかし、廃棄プラスチックが環境に与えている影響を考えると、「iGreen Cover」のようなスマホケースは今後普及するのかもしれない。

「iGreen Cover」の詳細はこちらから!

Top image: © 2023 iGreen Gadgets
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。