2022年の「ヴェネツィア・ビエンナーレ」は、とってもサステナブルだった!

世界中から注目を集める芸術の祭典「ヴェネツィア・ビエンナーレ(Venice Biennale)」。どうやら、昨年はアート以外の面でも脚光を浴びたようだ。

なんと、「国際美術展」を含む5つのイベントすべてが「カーボンニュートラル認証」を取得。美術展のほかに演劇やダンス、音楽、映画に特化したイベントもあり、すべて持続可能なモデルで開催されたんだそう。

具体的には、再生可能エネルギーの使用や備品の削減と再利用などに取り組んだとのこと。また、地元の食材を使ったベジタリアンメニューの提供もしたんだとか。

ただ、脱炭素化は成功しているように見えるが、じつは大きな課題も残されている。イベント中にもっとも多くの二酸化炭素を排出する来場者の移動を解決する必要があるらしい。

というのも、同イベントには飛行機で訪れる人が多く、来場者の約60%は国外在住者なんだそう。

環境を守りつつアートを楽しむ仕組みを構築する。これもまた、1つのアートなのかもしれない——。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。