中華料理屋のあの「回転卓」英語でなんというか知ってる?
先日パーティーの打ち上げに、友人たちと中華料理屋へ行った時のこと。
安価ながらも大盛りで食欲をそそる中華が次々と運ばれてきて、各々が口へと運ぶなか、ニュージーランド人の友人が言いました。
「ここには"Lasy Susan"が無いね!」
え……?Lasy Susan?なんだそれ、というか誰?とみんなが頭にハテナを浮かべるなか、友人はこう続けました。「あのクルクル回転する机のことだよ!」
そうなんです。あの中華料理屋ではお馴染みの回転する小さな机(円卓)、英語では「Lasy Susan(怠惰なスーザン)」と呼ばれているみたいなんです。
スーザンって誰やねん!ってことで、帰ってから、その由来を詳しく調べてみたんですが、諸説はいろいろあって、正しい由来はちょっと不明な様子。
幾つか判明しているのは、18世紀イギリスに「Dumbwaiter(馬鹿なウェイター)」と言う名前で、この円卓が登場し、その後普及につれて「Lasy Susan」と名前が改まったということ。スーザンという名前は、当時の英国でもっとも一般的だった女性名だったらしいです。
また、このアジア圏における円卓の発祥と普及も複雑なようで、日本では東京都の中華料理店「目黒雅叙園」の創業者が発明したと言われています。
現在は、中国でも使用されているこの机ですが、それはこのお店に訪れた中国人が本国に持ち帰ったとも言われているのだとか。
真相は藪の中というわけですが、あの円卓を大人数で囲む食事って、なんだかワイワイして楽しいですよね。
今度、あの円卓を見かけたら、「ちょっとその"Lasy Susan"回してくれる?」なんて冗談で言ってみたら盛り上がるかもしれません。
「おやつなトピック」って?
Z世代のインターンから、この道うん十年のベテラン編集者まで、TABI LABO“ナカの人”がリレー形式で担当するコラムです。