イランでは、既に100台のスターリンクが稼働中
政府によって、インターネットが大きく規制されているイラン。
この国では、多くの市民がSNSを利用するために、隠れてVPNサービスを利用しているという。
そんな状況のなか、「スペースX」社のCEOを務めるイーロン・マスクは、同社が開発した人工衛星を利用するインターネット接続サービス「スターリンク」が、既にイランで100台以上が稼働していることを発表。
密輸のような形にはなるが、これには、「インターネットを通した、情報の自由な流れを促進させるため」米政府も後押ししているようだ。
また一部の情報によると、既に800台の「スターリンク」がイランに入っているという。
この活動は、イランで全国的に起きている抗議運動を大きく助けると予想されている。
また「スターリンク」は、ロシアによる侵攻があったウクライナにおいても、大きな活躍をしたことで話題となった。ウクライナ侵攻があってから、わずか数日以内に2万台以上のStarlink端末が届けられ、戦局を大きく変えたと評価されている。
グローバル時代とは言っても、その実、大きくインフラに依存していた今までのインターネット。
これから訪れる「真のグローバル時代」の動きは常に注視していたい。
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