風や雨で発電可能な「人工葉」が今後の研究を変える?
イタリア・ジェノヴァにあるイタリア技術研究所(Istituto Italiano di Tecnologia)の研究チームが、風や雨の力を利用して再生可能エネルギーをつくり出せる「人工葉」を開発した。自家発電が可能なため、何かをモニタリングする際に役立つ可能性があるそうだ。
この人工葉は、本物の植物の中に入れて使用する。そうすることで、風が吹いた際に本物の葉と人工葉が触れ合い、それらが離れる際に生まれる静電気を利用できる仕組みだ。
また、雨天時の発電は、雨水が人工葉の表面に広がる際の電気を利用している。
最大の特徴は、一般的に悪天候と言われる時でも再生可能エネルギーをつくり出せることだろう。そのため、今後は気候条件を観測する際に利用される可能性もあるそうだ。
ひとつの人工葉から生み出せる電気は決して多くはないかもしれないが、これがあることによって実施できる研究や調査も変わってきそうだ。
人工葉の活躍によって、一体どんな発見がもたされるのだろうか?
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