「空飛ぶ軽トラ」が日本で既に実証段階に……!
愛知県が進める「革新事業創造提案プラットフォーム(A-idea)」のなかで、なにやら興味深いプロジェクトが動いている。
株式会社プロドローンが提案する「あいちモビリティイノベーションプロジェクト 空と道がつながる愛知モデル2030」で、“空飛ぶ軽トラ”なるものの開発がされているらしい。
このプロジェクトは、空と道がシームレスにつながり、ドローンや空飛ぶクルマなどが安全に制御された、災害にも強靭なモビリティ社会の実現を2030年までに目指すというもの。
その一環として、開発されている“空飛ぶ軽トラ”の正体は、50kgの積載で50km飛行可能なカーゴドローン。
平時には中山間部や離島に医薬品などを配送し、災害時には孤立集落などに救援物資を輸送することで社会課題や減災に貢献。
すでに輸送検証も2度おこなわれており、2度目の検証では東三河地域などの山間部にある集落に「PD-Bear10」というドローンのプロトタイプで物資を3回に分けて輸送。
1回目は約15kgのバルーンライト、2回目は23kgの大容量蓄電池、そして3回目は水や食料など43kgを輸送した。
今回のプロトタイプは50kgで10kmの飛行とまだまだ開発段階だが、7年後には”空飛ぶ軽トラ”での支援物資輸送がスタンダードな世の中になっているかもしれない。
Top image: © iStock.com/Brostock, iStock.com/sankai