「イケア」のイノベーションラボ「SPACE10」から、「封筒に入るソファ」が誕生!

「封筒に入るソファ」という、「どういうこと!?」とツッコまずにはいられないアイディアが発表された——。

常識を覆すようなソファを生み出したのは、「IKEA(イケア)」のイノベーションラボ「SPACE10」。デザイン事務所「Panter&Tourron」と協力し、『Couch in an Envelope』というコンセプトを考案したそうだ。

©︎SPACE10 in collaboration with Panter&Tourron

このソファは折りたたみが可能で平らに梱包できるため、まるで封筒に入っているように見えるらしい。重さはわずか10キログラムしかなく、持ち運びや運搬がしやすいんだそう。

モジュラー式で連結も簡単

©SPACE10 in collaboration with Panter&Tourron

モジュラーデザインが採用されているため、ソファの形をカスタマイズしたり、複数を組み合わせて大きなソファにしたりが可能とのこと。

しかも、組み立てや解体に工具は不要なんだとか。

©SPACE10 in collaboration with Panter&Tourron
©SPACE10 in collaboration with Panter&Tourron

また、このソファは環境に配慮されたデザインで、リサイクルできるアルミニウムフレームや生分解される生地などを素材に採用しているらしい。

従来のソファはリサイクルの難しさから埋め立て地に捨てられることが多いため、『Couch in an Envelope』はゴミ問題を解決する可能性を秘めているという。

なお、ソファの開発には「Runway」や「Midjourney」のようなジェネレーティブAIが活用されているとのこと。初めはなじみのあるソファが生成されたそうだが、「リサイクル可能」「サステナブル」などを加えていったところ、今回のソファにたどり着いたそうだ。

もしかしたら、テーブルやクローゼットのような身の回りにある家具のデザインやカタチも、じつは当たり前ではないのかもしれない——。

ちなみに、「SPACE10」はこれまでに、こんな家具のアイデアこんな自動運転車のコンセプトも提案してます!

Top image:SPACE10, photo by Seth Nicolas
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。