若きクリエイターが集まる、IKEAの「イノベーション・ラボ」って?

IKEAがコペンハーゲンに作ったイノベーション・ラボ「SPACE10」が、いま注目を集めています。世界中の若きクリエイターたちが集まるこのラボでは、未来の都市生活へ向けた実験的なコンセプトデザインが、日々誕生しているようですよ。

IKEAが手がける
イノベーション・ラボ

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ストアのディスプレイをそのまま再現したような、おしゃれ空間ですが、ここはIKEAのコンセプトストアではありません。「Space10」は、将来的に持続可能なライフスタイルを実現するため、世界中から若手クリエイターやデザイナー、技術者、学生たちが集まり、未来の生活空間をデザインしていくためのラボ。つまり、新しいインテリアデザインを創造していくための実験室といったところ。

彼らに課された使命は、都市生活の未来像をクリエイションしていくこと。互いにアイデアを持ち寄り、意見交換を交わしながらアウトプットまでのプロセスを描いていくことにあります。
さらには、研究室の講演、ワークショップ、展示会なども開催される、いわゆるサロンとしての機能も。

おなじみの家具に囲まれた
おしゃれ空間

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もともとこの建物は、ロブスター加工食品の倉庫として使用されていたんだそう。1,000平米の広大な空間は、室内を隔てる壁もく、IKEAおなじみの家具がパーテーション代わり。
では、内部をちょっとご紹介していきましょう。

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人が集まるミーティングスペースには、明るい日差しを取り入れられる大きな窓が。グリーンもそこかしこにいっぱい。

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こんなところでお昼寝もできちゃう?

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アイデアに煮詰まったときは、ソファベッドへとダイブ。これ、実はラボの研究生たちのデザイン。

革新的なアイデアをカタチに

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「このラボにやってくる、若きクリエイターたちとともに企画を練り、研究を重ねて課題を解決していく。そのプロセスの中で生み出されたデザインを、実際に素早くテストすることもできるのが魅力ですね」

運営を担うデザインスタジオ「Rebel Agency」の Carla Cammilla Hjort氏は、デザイン誌「Dezeen」にこのラボ最大の機能についてコメント。
すでに、コペンハーゲンのインタラクティブデザイン研究所校の学生らがラボを利用し、次々とプロトタイプ品を生み出しています。

たとえば、家庭のエネルギー使用量がひと目でわかるカラーディスプレイを使用し、エコ訴求を促すウォールフレームや、熱を電気に変換してスマホの充電にあてるデスクなど、未来へ向けた革新的なデザインが次々に誕生しているようですよ。

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大人数が顔を付き合わせて座れるロングベンチ。奥のキッチンからできたての料理が届く。"みんなでゴハン”も、カルチャー共有に重要な要素なんでしょうね。

 Reference:Dezzen
Licensed material used with permission by SPACE10 / Alastair Philip  Wiper

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。