想像力を刺激!自由にくみあわせる「不揃い」クッション。

みんな一度はなったことがあるであろう「ゲシュタルト崩壊」。
えっ、聞いたことない?

たとえば、
〈家家家家家家家家家家家家家家家家家家家家家家〉
〈家家家家家家家家家家家家家家家家家家家家家家〉


を見続けていると、「アレ?? “いえ”ってこう書くんだっけ??」ってなる現象のこと。経験ありますよね?それです。

なぜ突然この話をはじめたのかと言いますと、この「ゲシュタルト」にインスピレーションを受けたファニチャーが開発されていたのです!

なんだかよく分からない
「クッション」みたいな物体

そもそもゲシュタルトとは、

〘哲・心〙 一つの図形やメロディーのように、個々の要素の総和以上のまとまった意味と構造をもち、変化・変換を通じて維持される形姿。形態。

出典『三省堂』(大辞林)

というのも。小難しいですよね(笑)
「全体を構成する個々」という点で、このファニチャー「Into-form」はそれぞれのパーツを思い思いに組み立てて出来上がる、デフォルトの形の決まっていない抽象的な家具(abstract furniture)なのです。
簡単に言ってしまえば、好き勝手自由に組み合わせて、ソファにもデイベッドにもイスにもなるクッションといったところでしょうか。

これを手がけたのはイギリスの若手デザイナー集団によるプロジェクトilco。
どのように使うのか、実際に彼らが使って見せてくれています。

組み合わせは無限大

結構な大きさ!

小難しいコンセプトや開発背景はさておき、サイズ感といいカラーリングといい、ぼふっ!と抱きつきたくなるようなアイテムですよね。まんまるなボールやうねった棒、輪っかなど、パーツは全部で5つ。ベストな配置を見つけ出すのに時間がかかりそうだけど、創作意欲がかき立てられますね。

広めなお部屋でないと置けないけれど、こんなアイテムがあれば、ホームパーティがより一層楽しくなりそう。むしろくつろぎ過ぎて、みんな寝ちゃったり、帰らなくなったりしてね。

オフィスや大学の研究室なんかに置くのもありかも。みんな随分リラックスしてるな〜。

Into-formは、現在クラウドファンディング中
ちなみに彼ら、2018年4月17〜22日にかけてイタリア・ミラノで開催される、若手デザイナーの国際的展示会「Salone Satellite」にて新作を発表するため、鋭意準備中でかなり忙しいのだそう。
作業に疲れたら、このInto-formに乗ってみんなで休憩しているのかな。

Licensed material used with permission by ilco, Instagram
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。