このソファ、うたた寝以上、寝落ち未満
無骨すぎる椅子
© LUCAS MUÑOZ MUÑOZ
オランダで活動するデザイナー、ルーカス・ムニョスさんによるアームチェア「Tubular」。見てのとおり、工業用の鋼鉄製換気パイプと、銅でつくった座面シート(金属類の廃品置き場からとり出したもの)でできています。
だからお察しのとおり硬くて冷たいから、フカフカして眠くなっちゃう……なんてこととはおそらく無縁。
けれど、配管ならでは大きな曲線と、冷たく硬い質感がなんとも目をひきます。
© LUCAS MUÑOZ MUÑOZ
よくアーティストのPVで、なぜか工場廃墟でダンサーが踊りまくっていたり、そこに車を乗り付けていい感じにラップなんぞ歌っているシーンをよくみかけるけれど、あれってやっぱり工場ならではの無機質で無骨なイメージが魅力的だからなのでしょう。
それと同じ要素が、この椅子のビジュアルにも込められているのだと思います。
© LUCAS MUÑOZ MUÑOZ
けれど、「ビジュアルだけじゃないよ!」とルーカスさん。
この椅子は、工業製品と家具の概念を新しく捉えたアプローチをしているとのことで、見た目のインパクトだけじゃなく、耐久性がかなり高くて機能的なのだそうな。
耐久性……鋼鉄製のパイプだし、そりゃたしかにそうだろうね。
Top photo: © LUCAS MUÑOZ MUÑOZ
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