「座布団」を再解釈した「ソファー」は洋室にもマッチ
米カリフォルニアに拠点を置く「Umé Studio」が、日本の伝統的な「座布団」の仕組みを現代風に解釈した斬新な家具「Zabuton Sofa」を製作した。
長枕と木の温もりが感じられるユニットに、座布団を重ねる作り。ユニットは背もたれと肘置き、ちょっとしたテーブルの役割を果たし、組み換えることでベッドとしても使えるマルチな家具だ。もちろん家にある座布団に付け替えても気分が変わるはず。
木の硬さを感じさせない柔らかな座布団は、京都の布団メーカー「長岡屋」のものを使用。「Umé Studio」の公式サイトでは布団の制作工程も紹介されている。
参照している日本の生活様式の写真や、このソファの使用用途から「座布団ではなく敷布団なのでは?」と思ってしまうが、伝統的な日本の文化が海外でモダンにアレンジされて帰ってくることは興味深い。
『Umé Studio』
Top image: © Ume Studio, William Boice