ビール総消費量ランキング!1位に輝いたのはまさかの……
突然ですが、ビール好きですか?
ちょっぴり苦くて大人な印象のあるビール、人によっては苦手な人も多いのかも。
今回は、そんなビールの「国内消費量Top5」の国を紹介。
よく目にするランキングといえば、国民一人当たりの消費量で、チェコやドイツなど、”The ビール”と言うイメージの国がランクインしがち。
では、国内トータルでの消費量となると、どんな国がランクインするんだろう?
1. 中国
第一位にランクインしたのは、世界一の人口を誇る中国。
ビールのイメージがつきにくい中国だが、実は8.3億人ものビール愛好家がいるらしい。(さすが中国、笑)
その人口の多さからもわかるように、中国では様々な醸造所が存在し、ビールの生産量、消費量ともに増加の一途を進んでいるそう。
そして驚くべきことに2500以上のビールの銘柄が存在するという。
アジアの中国が一位というのは意外なところだ。
2. アメリカ合衆国
アメリカは人口が3億人以上で、言わずと知れた世界最大の経済大国。
もちろん大量にビールが消費されているのは間違いないが、ここではアメリカならではのクラフトビールに注目したい。
当初、アメリカにおけるビールの製造は、英国からの植民者が持ち込んだレシピをもとに地元の原料を使って行われていたという。ビール生産においてもっとも一般的な麦芽の代わりに、トウモロコシを使用した生産が行われてきた。
植民地化してすぐの頃は入手困難だったものの、独立後の1783年にイギリスとの貿易によってホップが獲得可能となり、これを用いて独自のビール作りが行われてきたという。
アメリカのビール愛好家にとって、クラフトビールはある種のアートとして捉えられているらしい。
3. ブラジル
南米大陸最大の国であるブラジルも、ビールの消費量が多い国の一つだ。
また、ブラジルは世界で2番目にビールを生産している生産大国であり、世界に名を馳せる多くのブランドが存在している。
そんなブラジルにおけるビール生産の歴史は16世紀に遡り、ポルトガルからの入植者が自国のレシピを持ち込んできたことが起源だという。現在、ブラジルでは1人当たり年間142リットルものビールが消費されているというから驚きだ。
ぜひ一度、ブラジルのビール文化に触れ、異国情緒を感じてみてはいかが。
4. ロシア
4位にランクインしたのは、言わずと知れた世界最大の国土を持つロシア。
ロシアといえばウォッカのイメージが先行しがちだが、実はビールの歴史も長いのだ。 なんとその歴史は9世紀にまで遡るといい、スラブ族がホップの栽培を始めたことに起源があるという。
ロシアでは現在、世界全体の2%以上のビールを生産しており、これはかのドイツ以上の生産量を誇っている。
5. メキシコ
最後、5位にランクインしたのはメキシコ。
ブラジルには僅かに及ばないものの、国民一人当たりのビール消費量で見ると100リットルを越えるという消費大国だ。
しかも、その消費量は年々増加しているといい、すでにロシアを射程圏内に捉えているようだ。
今後数年のうちに、トップ3に割って入るような存在になるかも?
最後に……
以上5カ国を紹介したがいかがだっただろうか。
人口が多い国が優勢となり、ドイツなどのランクインは見られなかった。国際色豊かなランキングを見るに、今やビールは「世界を繋ぐ架け橋」として重要な存在を担っているのかも……?
さあ、ランキングいかがだったでしょうか。
個人的に、「ビール!!」というイメージの強いゲルマン系の国がひとつもランクインしてこなかったのはかなり意外な結果でした。世界中で愛されるビールはもはや英語より強力な共通言語なのかもしれません(笑)
今回はランクインしませんでしたが、日本も実はイギリスに次ぐ8位と大健闘。
もちろん総消費量勝負、なので人口の多い国が優位にはなりますが、それを加味しても世界中で楽しまれているビール、恐るべしです。