パンデミックが盗んだ「Z世代のコミュ力」、職場の結束力にも影響……?
パンデミックによって失われた経験が、Z世代のコミュニケーションスキルに影響を与えているかもしれない。ロックダウンを経て、人前で話すことに自信を持てない若者が増えているというのだ。
「Survation」が実施した世論調査によると、18~24歳の約20%が自分のスピーキングスキルに「かなり自信がなくなった」、15%が「やや自信がなくなった」と回答。Z世代の3人に1人が、パンデミック前に比べて、人前で話すことに不安を感じるようになったことが明らかに。
この年代は、調査において純マイナススコアを記録した唯一の年齢層だった。他の世代と比べても、自信の喪失が顕著であることが窺える。
また、ある企業では、若い層の出社を促すために無料の食事を提供したが、効果はさほどみられなかったそう。無料の食事が魅力的に感じなくなるほど、人前に出ることに苦手意識が生まれているのかもしれない。
ロックダウンで長い間社会から遠ざけられていたZ世代は、仕事のために競い合ったり、上司に好印象を与えるという点で不利な立場にあるようだ。
こうした状況を前に、職場における労働者の「結束力」が低下しているといった不安の声も上がっている。若者の自信喪失は、個人のみならず企業にも少なからず影響を与えることになりそうだ。
私もプレゼンの前日は心配でそわそわするタイプです……
人前で話すのが得意な友人にコツを聞いたところ、「とにかく場数を踏め!」の一言。
でも、パンデミックが私たちから経験の機会を奪ったのだから、どうしようもないですよね
Top image: © Jacob Lund/Shutterstock.com
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