ネパール、実質的に同性婚を合法化。アジアでは2例目
ネパールで、同性婚の婚姻登録が初めて受理された。
トランスジェンダー女性のMaya Gurungさんとシスジェンダー(生まれ持った性別と性自認が一致している人)のSurendra Pandeyさんの結婚が、正式に認められたそうだ。
Gurungさんは法的には男性とされているため、2人の結婚は同性婚に該当するという。
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ネパールの民法では、結婚は男性と女性がするものと定められている。しかし、同国の最高裁判所は、今年の7月に「同性婚を法的に可能にする」との暫定命令を出していたようだ。
それから約4ヵ月が経ち、ついにLGBTQカップルの入籍が実現。ネパール初の事例として歴史に刻まれることとなった。
ただ、結婚が正式に認められるまでの道のりは長かったようで、2人は過去に婚姻登録の申請を2回行っていたが、両方とも却下。また、それぞれの家族からの承認を得るまでにも時間がかかったそうだ。
今回の婚姻登録の受理により、ネパールは実質的に同性婚を認めた国となった。アジアでは、台湾に続き2番目となる。なお、タイでも同様の動きが出てきており、アジアで3番目の同性婚合法国になる可能性があるとのこと。
同性婚は、もはや欧米だけのものではないのかもしれない。
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