オーストラリアで、アンチ同性婚の意見広告にピザ屋が物申す。
ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーなどのLGBTQコミュニティは多くの国に存在する。なかでもオーストラリア。そのスケールは、世界的に見ても大規模といえるレベルだ。
近年、自由を愛するオープンな性格の国民の間では、同性婚をサポートするムーブメントが起こっている。実際、2011年からのオーストラリアの世論調査において、国民の約70%が「同性婚支持」を示しているほど。さらに2017年9月からは、同性婚の合法化への是非を問う投票(郵便調査)もはじまった。
しかしながら、当然、「同性婚反対」の団体も。これは、そんな攻防戦の1コマ。
スプレーで
メッセージを書き換え?
同性婚に反対する団体は、「IT'S OK TO SAY “NO” (ノーという意見表明をしてもいいのですよ」)という意見広告を掲げた。それに対して、ピザ屋のオーナーは、手書きのスプレーでメッセージを加えたようだ。
その結果がこちら。
「IT'S OK TO SAY “NO” TO PINEAPPLE ON PIZZA(ピザにパイナップルを乗せなくてもいいよ)」というメッセージに書き換えられてしまったのだ。
ピザ屋のオーナーによれば「店の前に政治的な意見広告を飾られたのが嫌だった」とのこと。それにしても、こんなユーモアを使ってカウンターパンチを浴びせるなんて、とても洒落が利いている。きっと、同性婚反対の団体も「やられた!」と思ったに違いない。
※本記事には、一部訂正を加えております(2017/11/7 10:30)
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