日本の若者を自殺から守るのは、「同性婚」かもしれない。

LGBTというワードが、当たり前のように知られている現代。認知が広がると同時に、性に対する大規模な調査も実施されるようになっています。

いま日本にどのくらいの性的マイノリティーがいるのかを「LGBT研究所」が調査したところ、2016年で全体の約8%、13人に1人の割合ということがわかり、驚きの声もありました。

調査対象が10万人だと言うから、必ずしも正確な数字だとは言い切れないけれど、最新の人数がわかっただけでも大きな変化です。具体的な人数が出てきたことによって、彼らが心に抱えている問題の大きさもリアルに見えてくるのだから。

60%の人が、
学校でイジメを受けている

調査(回答数15,141件)をしたのは、社会疫学を専門とする日高庸晴教授。性的少数者のうち、58.2%の人が学校でイジメを経験したと答えました。

アメリカでも似た傾向があって、性に悩む10代は、悩んでいない人よりもイジメにあう人数が3倍。そのうちの41%が、自殺未遂をしたことがあると答えたという結果も出ています。

日本では年齢別の自殺者数が公開されていて、イジメが原因で小・中学生が命を絶ってしまうニュースも目にします。けれど性について悩んでいたかどうか、詳しいバックグラウンドまでは不明なので、どれくらい自殺に繋がっているのかは正確にはわかりにくいのです。やっと見つけたのは、2001年の時点で「性的マイノリティの自殺未遂率は、異性愛者の約6倍に相当する」という数字でした。

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アメリカでは、2004年から2015年に同性婚を合法化した32州のデータを分析したところ、性的少数者の自殺率が14%減少していることがわかりました。

あくまでもLGBTに関する調査や研究が進んでいる欧米での数字ではありますが、それでも、自分の住んでいる地域で法的に同性愛が認められるということが、見えないところで彼らの精神的救いになっているという証拠だと思うのです。

言葉自体の認知は広がっても、自ら性の悩みを打ち明けるには、まだ難しい環境。だからこそ社会的な動きがあることで、「性的少数派の人たちが、過ごしやすい変化が生まれる」という意識を持つことが、大切と言えそうです。

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