あなたは共感?それとも共犯?「バイセクシャルに対する認識」の調査結果

マッチングアプリの「Pure」社が、性別や性的嗜好によらず無作為に選ばれた2000人のアメリカ人を対象に「バイセクシュアリティについての考えと理解」に関する調査を実施。性の多様性にまつわる認識の実態が報告された。

その結果、「同性愛者や異性愛者と違い、バイセクシャル(Bi)であることは選択的なものか」という項目に「Yes」と回答した人は全体の37%だった。

つまり、3人に1人がBiは「選択」であり、自然なものでないと考えているというのだ。さらに、3%はバイセクシャルという存在そのものを信じていないのだそう。

またBiに対するイメージを尋ねる項目では、「浮気をする可能性が高い」と考える人が19%、「一夫一妻制ができない」と考える人が13%という結果に。

彼らに対する否定的な考えは、依然として残っているようだ。

ただ、調査結果から見えてくるのはマイナスな面だけではない。全体の36%の人がBiの人を「魅力的に感じる」と回答したそう。

また、同性の友達に好意を表現されたときに「光栄に思う」(60%)、「新しいことを試す機会に感じる」(20%)など、肯定的に受け止める意見もみられた。

これらの数字をみて、 性の多様性に対する認識がまだまだ低いと感じる人もいれば、少しずつ受容する姿勢が生まれていると捉える人もいるだろう。

何より重要なのは、悪意あるステレオタイプで相手の尊厳を傷つけないことではないだろうか。

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