カリフォルニアで新法律!ジェンダーニュートラルなおもちゃ売り場を設けよ!

子どもの頃に訪れた「おもちゃ売り場」を思い返すと、戦隊モノの横にはミニカーや恐竜、着せ替え人形の横には魔法のつえや手作りアクセサリーのキットがあったはず。

ジェンダーの多様化が拡大する今、こうした些細な所までが“固定概念の刷り込み”とみなされ、変化を迫られているようだ。

24年1月からカリフォルニア州が施行する新法にて、玩具小売業者は性別による分類をしないコーナーの設置が義務となる。加えて、育児用品にも同様の措置が取られるようだ。

消費者が推奨・対象と異なる性別であっても手に取りやすくなり、不適切であるという認識を撤廃することが狙い。また、より包括的に商品が並ぶことで、保護者や子どもが玩具を幅広く比較できるというメリットもある。

昨今、いわゆるステレオタイプのマーケティングが、子どもたちに「どちらかの性自認に従うよう圧力をかけている」と主張する人は多く、彼らにとって新法の適用は喜ばしいニュースだと言える。

一方で、この決定に反対する人も少なくない。

『Straight Arrow News』によると、この法案に反対票を投じた元州上院議員で共和党のMelissa Melendez氏は「子どもへの買い物の内容について、政府が指示を出す必要は無いと思う。それはあくまでも親のすべきこと」と述べ、法適用は過剰だと指摘している。

この法案が可決された2021年には、LEGOが「女の子向け」「男の子向け」の表示を取りやめることを発表し注目を集めた。

我々が知る“男女”の排斥は、果たして新世代の子どもにポジティブな影響を及ぼすのか。そして、政府や大企業が先導する性別融解の努力は実を結ぶのか、彼らの成長の行き先に注目していよう。

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