「腹が減るとAIすらもポンコツ化する」スニッカーズが証明
“空腹”とはなんと煩わしいものだろうか。
お腹が空くとイライラしたり、集中できなくなったり……「腹が減っては戦ができぬ」という言葉があるように、空腹は人類最大の敵。
そして、これはAIにとっても同じなようだ。
「いやいや、機械には関係ないでしょ?」と思ったそこのあなた、4月にスニッカーズが発表したキャンペーン動画をご覧あれ。
© Mirum/Youtube
「スニッカーズ(Snickers)」ではなく「スニーカー(Sneakers)」を食べる人、「砂漠(Desert)」ではなく「デザート(Dessert)」の中を歩くラクダ……。
空腹で集中力を失ったユーザーのタイプミスにより、AIが生成する画像も奇想天外なものに。
決め台詞は「Don’t AI When You Are Hungry(空腹の時は、AIを使わないで)」。
人間の指示を的確にこなすAIだが、空腹によって我々がポンコツと化してしまえば、同じくポンコツな作業しかできなくなってしまうのだ。
ちなみに、キャンペーンが展開されるブラジルは、世界で4番目の使用率を誇るAI大国。現地のスニッカーズファンたちは「チョコレートでお腹いっぱいになんてならない」とボヤきながらも、Instagramに続々と上がるタイプミス動画には毎度爆笑の絵文字で反応している。
話題性も上々で、最も再生されたものは1,700万回を突破するなど、スニッカーズが長年訴える「空腹の煩わしさ」は、AIネイティブなブラジル国民にも効果的に伝わっているようだ。
お腹を満たして、あなたもAIも生産性を取り戻して!
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