ついに米スタバも「Good Deal」を提供開始

この夏、米「スターバックス」で、展開中のキャンペーン。これ、日本でもぜひ導入していただきたい内容なのでご紹介!

5月より試験的に運用開始となったこのプロモーション。毎週金曜日12:00〜18:00の期間、店舗購入に限りドリンクがなんと50%割引で購入できるというもの。ドリップコーヒーの2杯目が半額になるというOne More Coffeeじゃない。フラペチーノだってOKというのだから、じつに太っ腹。カスタマー1人につきドリンク1杯までという制限はあるものの、あらゆるドリンクが対象となるらしい。

節約志向に待った!
スタバのお得なキャンペーン

starbucks / Instagram

これまで、こうした大幅値下げなどに踏み切ってこなかったスタバが、なぜこのタミングで舵をきったのか?その背景にあるのは、アメリカで長引く物価高騰だ。4月末に発表された第2四半期の決済は2020年以来の減収。消費者の節約志向が影響を与えたことは言うまでもない。

消費者のアトラクトを生む値下げキャンペーンでは、一日の長のある「マクドナルド」が、やはりこの夏、日本で言うところの“ワンコイン”的な破格ミール「$5Meal Deal(5ドルミールディール)」を限定販売することで話題に。歯止めの効かない物価高によりお財布の紐が堅い消費者に向け、いよいよスタバも賭けに出たといったところか。

またいっぽうで、昨今のカフェイン習慣の見直しに対抗する新作ドリンクの売り上げ向上を狙ってという見方もある。なりふり構わずなスタバの施策、実際に売れ行きは順調だそうで(そりゃそうか)。

小腹を満たす
「コンボ売り」にも期待

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もうひとつ、フードとドリンクをお得に購入できる「ペアリングメニュー(PAIRINGS MENU)」なるものも登場。

トールサイズのアイス/ホットコーヒーまたは紅茶と、バタークロワッサンの組み合わせは5ドル、ブレックファストサンドウィッチの組み合わせを6ドルから販売と、こちらもファストフードチェーンではよくある“コンボ売り”。朝食にちょうどいいカスタマイズにしたことが追い風となったようで、カスタマーの反応を見る限りこちらもかなり好感触なようだ。

 

 新作にはタピオカにインスパイアされたリフレッシャーなど、目を輝かせるようなラインナップが揃っているようだし、この夏北米を旅する観光客にも嬉しい(おいしい)ニュースなのは間違いない。

はたして、起死回生の一手となるか?

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