恋愛市場は「Facebook Dating」が熱い! “レトロ”ブームが巻き起こす出会いの変化
「もう、マッチングアプリは疲れた」……そんな声が聞こえてきそう。 出会いを探すために、ひたすら右へ左へとスワイプを繰り返す日々。気づけばアプリを開くこと自体が億劫になっていた、そんな経験はないだろうか。
じつは今、Z世代の間で、かつて“親世代のSNS”と認識されていたFacebookを活用した恋愛が、静かなブームになっているらしい。
Facebook Datingに見る
「シンプル回帰」の兆し
ここ数年で、「Tinder」や「Pairs」をはじめとするマッチングアプリは、私たちの恋愛における選択肢を大きく広げた。 いっぽうで、複雑な機能や課金システム、出会いの“ゲーム化”といった側面も指摘されている。米メディア「VICE」は、そんなマッチングアプリ疲れを感じている若者の声を掲載している。
たとえばこう。「出会い系アプリのせいで、恋愛に対して希望を持てなくなってしまった」 「選択肢が多すぎて、逆に疲れてしまう」。彼らは、皮肉にも、テクノロジーの進化によって生まれたはずの出会いの場で、息苦しさを感じているようだ。
そんななか、従来のマッチングアプリとは一線を画す、シンプルさを追求したサービスとして登場したのが「Facebook Dating」だ。 共通の趣味を持つグループやイベントなどを通じて、より自然な出会いを提供することに重きを置いている。
これは、近年のトレンドとして注目されている“エシカル消費”や“サステナビリティ”といった価値観とも親和性が高いと言えそうだ。 出会いの形もまた、よりシンプルで、肩の力を抜いたものに回帰していくのかもしれない。
“いいね”の価値が違いすぎ!?
女性が圧倒的に有利な
Facebook Datingの恋愛生態系
Facebook Datingの魅力は、そのシンプルさだけにとどまらない。 ニュースサイト「Axios」の調査によると、Facebook Datingにおける18歳から29歳までのデイリーアクティブユーザーは、昨年比で24%も増加した。さらに興味深いデータがある。 Facebook Datingでは、なんと女性の「いいね!」のマッチング率が平均72%にものぼるという。 いっぽう、男性のマッチング率はわずか11%と、その差は歴然。
このデータからもわかるように、Facebook Datingは、女性にとって圧倒的に有利な“恋愛市場”と言えるだろう。
恋愛はシェアしない?
Facebook Datingが保証するプライバシー
「Facebookで恋愛するのは、なんだか周りの目が気になって……」そんなふうに感じる人もいるかもしれない。 しかし、その心配はご無用。 Facebook DatingはFacebookのメインプロフィールとは完全に分離されており、あなたの恋愛活動が友だちや家族に知られることはないようだ。
Facebook Datingは、従来のマッチングアプリとは異なる魅力で人々を惹きつける。マッチングアプリ疲れを感じていたら、いちどFacebook Datingでレトロな恋愛を始めてみてはいかが?