Z世代の「最新恋愛トレンド」2024年の傾向と2025年の大予測!

「ハイスペックなパートナーと理想の結婚」を目指し、婚活に励む姿が描かれるドラマが人気を集めている。しかし、現実の世界ではそんな理想を追い求める恋愛観は、過去のものになりつつあるのかもしれない。

マッチングアプリ「Bumble」を運営する「Bumble社」が、世界中の18歳から35歳までのユーザー4万1294人を対象に行った最新調査によると、2025年の恋愛トレンドは「等身大の自分」と「リアル」を重視する方向へ、大きくシフトしていくという。

「将来不安」の時代に求められる
パートナー像とは?

Bumbleの調査で、95%もの人が「将来に対する不安が恋愛にも影響している」と回答。物価高騰社会情勢不安など、先行きが見えない時代において、パートナーの存在は「心の安定」を得るための重要な要素の一つとなっているのかもしれない。

特筆すべきは、女性の59%がパートナーに求める条件として感情的な安定性を挙げている点。経済力や社会的地位よりも、「一緒にいて安心できる」「不安な気持ちを分かち合える」といった、精神的な繋がりを求める声が大きくなっていると言えるだろう。

「マイクロロマンス」の浸透
小さな愛情表現が「共感」を生む時代へ

高価なプレゼントやサプライズで愛を表現するのではなく、日常の些細な行動や言葉で愛情を伝え合う「マイクロロマンス」。InstagramなどのSNSで理想の恋愛を演出し合うのではなく、等身大の自分でいられる心地よさを重視する価値観は、まさに今の時代を象徴するトレンド。

事実、調査でも、41%もの人が「ありのままの姿を表現した恋愛コンテンツ」に共感すると回答している。肩肘張らずに、自然体でいられる関係性が求められていることの表れと言えるだろう。

「男らしさ」の呪縛からの解放
多様性が尊重される恋愛へ

従来の固定観念にとらわれた「男らしさ」像に疑問を呈する声が高まっているのも、2025年の恋愛トレンドのひとつだ。調査では、27%の男性が「男らしさ」の押し付けに居心地の悪さを感じていると回答。画一的な「男らしさ」ではなく、個々の価値観や多様性を尊重する恋愛観が、広く受け入れられ始めている証拠かもしれない。

共通の趣味や価値観が
リアルな「繋がり」を生み出す

今調査では、46%もの人が「恋愛において、ユニークな趣味や関心事は魅力的」と回答している。共通の趣味を通じて価値観を共有したり、一緒に楽しむ時間を共有したりすることが、「リアル」な繋がりを生み出すと考える人が増えていることがうかがえる。

近年、活況を呈している趣味友マッチングサービスの隆盛も、この傾向を裏付けるひとつの現象ではないだろうか。「飾らない自分」でいられる安心感、そして将来への不安を分かち合えるパートナーの存在……。激動の時代だからこそ、私たちは「共感」と「リアル」を重視した、より本質的な恋愛を求めているのかもしれない。

Top image: © iStock.com/Iryna Melnyk
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