Z世代は恋愛よりも運動に夢中?Stravaの2025年トレンドレポートが示す変化

世界中で1億8000万人以上のユーザーを持つフィットネスアプリ『Strava』は、12回目となる年次トレンドレポート「Year In Sport」を発表した。

このレポートは、Stravaのグローバルコミュニティから得られた数十億件のアクティビティデータと、3万人以上を対象とした調査結果に基づいている。

その結果、特にZ世代において、受動的なデジタルコンテンツの消費から離れ、現実世界でのアクティブな体験へとシフトする明確な傾向が見られたという。

ランニングとウェイトトレーニングがZ世代を牽引

2025年、Z世代はランニングやレースへの参加、そしてウェイトトレーニングに情熱を注いだようだ。ランニングは依然としてStravaで最も人気のあるスポーツだが、Z世代はレースやイベントへの参加をモチベーションとする傾向が強く、Gen X(X世代)と比較してその割合は75%も高いとのこと。

また、ウェイトトレーニングを主要なスポーツとするZ世代はGen Xの2倍に上り、見た目の向上を目的とする割合も高いことが明らかになった。

一方で、ウォーキングも人気を集めており、Stravaで記録されたアクティビティの中で2番目に多い種目となった。54%のユーザーが複数のアクティビティを記録しており、多様な運動を取り入れるスタイルが定着しつつあるようだ。

恋愛よりもフィットネスへの投資を優先

インフレの影響を受けながらも、Z世代はフィットネスへの支出を惜しまない姿勢を見せているという。30%のZ世代が2026年にフィットネスへの支出を増やす予定であり、特にウェアラブルデバイスへの投資意欲が高いそうだ。

さらに興味深いことに、64%がデートよりもフィットネスギアにお金を使いたいと回答しており、恋愛における出会いの場としてもフィットネスコミュニティが活用されている様子がうかがえる。

AIコーチングとデジタルデトックスの両立

テクノロジーの進化も運動習慣に影響を与えている。

回答者の46%がスポーツのためのスマートコーチとしてAIを活用したいと考えており、Z世代はその傾向が特に顕著だという。Stravaや『Runna』といったアプリは、AIを活用してパーソナライズされたトレーニングプランやルート提案を提供し、アスリートのパフォーマンス向上を支援している。

しかし、デジタルツールの活用が進む一方で、Z世代の半数以上がInstagramやTikTokの使用時間を減らすか現状維持とする意向を示しているのに対し、Stravaの使用時間は増やすと回答している。

受動的な画面スクロール(ドゥームスクロール)よりも、能動的な運動体験とその記録に価値を見出していると言えるだろう。

Top image: © STRAVA, INC.
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。