“音信不通”を撲滅。新世代マッチングアプリ「RAW」独自機能の効果がスゴイ

気になる相手とのマッチングに成功! メッセージのやり取りも楽しい……はずが、突然の既読スルー。

この「ゴースティング」という言葉が社会現象として認知され始め、早数年。依然として多くのユーザーを悩ませるこの問題に、真っ向から挑むデートアプリが登場。効果は絶大らしい!

未返信が激減
アメリカ発「RAW」の画期的な機能

© X/ Entrepreneur Loop

アメリカで開発された「RAW」は、"ゴースティング撲滅"という明確なコンセプトを掲げた新世代のデートアプリ。その最大の特徴は、80%以上ものユーザーが経験したことがあるというゴースティング現象を根底から覆す「透明性」を重視した仕組みにある。

多くのデートアプリでは自分のペースでメッセージを送信し、相手からの返信を待つことができるが、RAWでは「Ghost Killer(ゴーストキラー)」と呼ばれる独自の機能によって、不毛な待ち時間にメスを入れている。

「返信する?しない?」
モヤモヤから解放されるシンプルルール

ゴーストキラーは、ユーザーが一定数以上のメッセージを未返信のまま放置することを制限する機能で、返信がないまま時間が経過するとチャットはロックされ、新たなメッセージを送信できなくなるという仕組み。

一見すると、ユーザーにとって不便な仕組みに思えるかもしれないが、RAWの共同創業者であるMarina Anderson氏は「私たちは単なるアプリを構築しているのではなく、デートにおける悪しき習慣を払拭しようとしているのだ」と主張。実際、同社が行ったゴーストキラー機能の実証実験では、女性ユーザーの92%が未返信チャットを0〜4件に抑え、男性ユーザーに至っては99%が同様の結果になったというから驚きだ。

他にも、毎日更新されるリアルタイムスナップショットや、返信可能な人数制限など、RAWにはユーザーが「今」そこに存在することを証明する機能が満載。従来のアプリでは、プロフィール写真と現実の姿のギャップや、時間差によるすれ違いがゴースティングの温床となっていたが、彼らはリアルタイムでのやり取りを重視することでユーザー間の透明性を高め、より誠実なコミュニケーションを促している。

時間と心の余裕を生み出し、誠実な関係を育むRAWの挑戦は、今後も恋愛市場に新たな価値観をもたらす可能性を秘めている……!

👀GenZ's Eye👀

このゴーストキラー機能は、Zの「タイパ」を求めているみたい。返信苦手なZたちには厳しい機能かもしれないが、それがかえっていいのかも。

人と繋がるのも、関係性を断つのも簡単になってしまった今だからこそ、必要に感じる。恋愛においては、返信を待つ時間は無駄ではないけれど、来ない返信を待つ時間はもったいなし辛いから……。

Top image: © iStock.com / Vladimir Vladimirov
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