キン肉マン世代よ、焼酎で乾杯だ!~あの興奮が「聖地巡礼」の旅に繋がる!~
キン肉マン世代を熱狂させたあの名シーンが、時空を超えて蘇る。それも、少年漫画の枠を飛び出し、なんと本格芋焼酎のラベルとなって。
ただキャラクターをプリントしただけの安易なコラボではない。鹿児島県指宿市の老舗焼酎メーカー「指宿酒造」の技術と、キン肉マン愛が融合した、まさに「大人買い」にふさわしい逸品!
砂地獄にイッシー!?
ラベルから始まる「聖地巡礼」への誘い
今回、特別仕様のキン肉マンラベルで登場するのは、指宿酒造の代表銘柄「利右衛門」と「あわせ黒りえもん」の2種類。
利右衛門[サンシャイン]のラベルには、人気超人サンシャインが、指宿名物の砂むし温泉に浸かる姿が。砂の中から力強く現れる姿は、まさに「地獄めぐりNo.6・砂地獄」。ファンなら思わずニヤリとしてしまうはず。そしてあわせ黒りえもん[与作]には、伝説の超人・ラーメンマンの師匠である与作さんが、指宿の池田湖に現れるというUMA「イッシー」を目撃したシーンが描かれている。
これらのユニークなラベルデザインは、単なるキャラクターグッズの枠を超え、焼酎の本場・鹿児島の文化とキン肉マンの世界観を見事に融合させている。地元の観光資源を巧みに取り入れることで、焼酎を片手にキン肉マンの世界観に浸り、さらには、その世界観を実際に体感できる「聖地巡礼」への扉を開いているのではないだろうか。
「エモ消費」時代の波に乗る
大人になったからこそ楽しめる贅沢
今コラボを実現させた「株式会社ヒキダシ」によると、ターゲットはもちろん40代を中心としたキン肉マン世代。しかし、このコラボが秘めている可能性は、もっと大きい。近年、アニメや漫画のキャラクター商品市場は拡大を続け、一般社団法人「日本動画協会」によると、2023年の市場規模は過去最高の約2.4兆円に達する見込みだという。
興味深いのは、その購買層の変化。従来の子ども向けから、大人向けの商品展開が顕著になっている。背景には、高品質な素材や洗練されたデザインによって、「大人も楽しめるキャラクター商品」という新たな価値観が生まれていることが考えられる。
今回のキン肉マン焼酎も、この流れを汲むものと言えるだろう。本格焼酎という「大人な選択」によって、懐かしのキャラクターを所有する喜びを、より高めているのではないだろうか。
さらに、現代の消費トレンドとして見逃せないのが、「エモ消費」という言葉に象徴される、「感情を揺さぶる体験」への需要の高まり。幼少期に夢中になったキン肉マンとの再会は、当時の熱い気持ちを呼び起こし、ノスタルジックな感情に浸ることができる。それは、忙しい現代社会を生きる大人たちにとって、かけがえのない時間になるはず。
キン肉マン焼酎は
「地方創生」への熱い闘いのゴング!?
そして、忘れてはならないのが、このコラボが地方創生にも一役買っているということ。観光庁の発表によると、2019年に日本を訪れた外国人観光客は約3188万人に達し過去最高を記録したが、その恩恵は都市部に集中し、地方経済への波及効果は限定的だった。
そこで期待されているのが、アニメや漫画、映画などの舞台となった場所を訪れる「コンテンツツーリズム」だ。近年、訪日外国人観光客の間でも人気が高まっており、地域経済活性化の起爆剤として期待されている。
今回のキン肉マン焼酎も、ラベルに描かれた指宿の観光名所を訪れることで、作品の世界観をより深く楽しむことができるコンテンツツーリズムの要素を備えている。キン肉マン焼酎をきっかけに、指宿を訪れる観光客が増えれば、地域経済の活性化に繋がるだろう。
地方が抱える課題解決の糸口として、コンテンツツーリズムに注目が集まる中、キン肉マン焼酎は、その可能性を大きく広げる力強い一手となるかもしれない。
懐かしのヒーローが誘う「大人買い」は、単なる消費活動を超え、新たな価値観や地域活性化に繋がる可能性を秘めている。キン肉マン世代はもちろん、地方創生に関心のある人も、この機会に「キン肉マン焼酎」を手に取ってみてはどうだろうか。新たな発見が待っているかもしれない。
『[キン肉マン×指宿酒造] 本格芋焼酎 利右衛門/あわせ黒りえもん キン肉マンラベル 2本セット』
【商品内容】本格芋焼酎 利右衛門 キン肉マン [サンシャイン] 720ml x1、本格芋焼酎 あわせ黒りえもん キン肉マン [与作] 720ml x1
【価格】4400円(税込み)
【製造者】指宿酒造株式会社(鹿児島県指宿市)
【発売元】株式会社ヒキダシ
【販売店舗】キン肉マン公式オンラインストア KIN29.COM、指宿酒造オンラインストア