お湯か水を注ぐだけ、究極の時短ごはん「炊かなくていいお米」発売
仕事に趣味に、日々を忙しく過ごす現代人にとって、食事の準備は面倒なもの。炊飯器をセットし、炊き上がりを待つ時間も惜しいと感じる人も多いのではないだろうか?
そんな悩みを解決する、まさに夢のような商品が登場した。
忙しい現代人を救う
「炊かなくていいお米」
今月14日、「株式会社ドゥメンテックス」から、炊飯という工程を必要としない新しいタイプの米飯加工品「炊かなくていいお米」が発売された。同社は「お湯または水を入れるだけで手軽に食べられる、究極の時短ごはん」を目指し開発。
忙しい現代人のニーズに応える、革新的な商品として注目を集めている。
最大の特徴は、同社が独自に開発した「NS製法(特許出願準備中)」にある。従来のアルファ化米の製造工程を見直し、コメ本来の食感や粘り、ツヤを最大限に引き出すことに成功したという。
そんな第一弾として発売される本商品は、大粒で食味豊かな岐阜県産ハツシモを使用。420グラム入りのスタンドパックで、家庭のキッチンにも収納しやすいサイズとなっている。
電子レンジ調理なら最短4分で、炊きたてのようなご飯が完成する手軽さも魅力。保温ランチジャーや炊飯器の保温機能を使ったり、お湯を加えて直接調理したりと、さまざまな調理方法に対応している点もポイントだ。
進む、コメ消費の二極化現象
新たな選択肢となるか?
農林水産省の調査によると、1962年度をピークに、日本のコメ消費量は年々減少傾向にある。これは、食の多様化やライフスタイルの変化、若年層のコメ離れなどが要因として考えられる。いっぽう、近年は高機能な高級炊飯器の需要が高まっているというデータもある。
同社は、こうした「手軽さ重視派」と「米飯へのこだわり派」の二極化が進む現代において、「炊かなくていいお米」は、両方のニーズに応えられる商品だと考えているようだ。
同社代表取締役の小森常宏氏は「食感と味わいを日常使いに遜色ないレベルまで引き上げたごはん食の新しい世界を広げる新しい米飯加工品です」とコメントしている。
共働き世帯の増加や個食化の進展など、食生活を取り巻く環境が大きく変化する現代社会。時間がない時でも、美味しいご飯を手軽に楽しみたいというニーズは、今後ますます高まっていくことが予想される。
「炊かなくていいお米」は、そんな時代のニーズを捉え、私たちの食生活に新たな可能性をもたらすかもしれない……!