氷温熟成で“深化”する日本酒、第二弾が限定発売

日本酒の新たな楽しみ方を提案する氷温熟成®ブランド「Ondo」が、待望の第二弾となる『002 Vintage Sake 2022』を発表。

この日本酒は、2022年に仕込まれたものを-1℃で約3年間熟成させたヴィンテージ酒で、2月28日(金)20時より120本限定で販売される。

「氷温熟成」とは?

氷温熟成は、凍る直前の温度(-1℃〜0℃)で日本酒を貯蔵し、時間をかけてゆっくりと熟成させる技術のことを指す。

この方法により、アルコールやアミノ酸の結合が穏やかに進み、まろやかで奥深い味わいが生まれる。フレッシュさを保ちつつ、角の取れた滑らかな口当たりが特徴だ。

日本酒は通常、熟成が進むと風味が大きく変化するが、氷温熟成では時間をかけながらも酒本来の香りや味のバランスを崩さずに、洗練された味へと昇華させることが可能となる。

『002 Vintage Sake 2022』の特徴

本作で使用された酒米は、兵庫県産の「愛山」。40%まで精米することで、上品な甘みと旨味が引き出され、芳醇な風味を持つ。

愛山は「幻の酒米」とも呼ばれ、収穫量が少なく、醸造が難しい品種として知られている。この希少な米を贅沢に使用し、氷温熟成によってそのポテンシャルを最大限に引き出したのが『002 Vintage Sake 2022』だ。

熟成前は、瑞々しいフルーツを思わせる香りが特徴的だった。しかし、-1℃で3年間寝かせることで、ナッツや蜂蜜、スパイスのような奥深い香りへと変化。口当たりは滑らかで、ほどよい辛口の後味が心地よい余韻を残す。

このように、本作は「フレッシュさと熟成による深み」の両方を楽しめる、特別な一本となっている。

© 株式会社イズミセ

数量限定販売、予約はお早めに

『002 Vintage Sake 2022』は120本限定販売。2月28日(金)20時より、Ondo公式オンラインストアで販売開始となる。数量が限られているため、早めの予約が推奨される。詳細や購入は、公式サイトで確認できる。

日本酒の新時代を切り開くOndo

Ondoは、日本酒の熟成文化に革新をもたらすブランドとして注目されている。

氷温熟成®を取り入れ、従来の熟成酒とは異なる「新しい日本酒の楽しみ方」を提案している点が特徴だ。

日本酒業界では、近年ヴィンテージ日本酒の市場が拡大しており、海外のワイン文化にも通じる「熟成酒」の価値が再評価されつつある。「Ondo」の取り組みは、このトレンドをさらに加速させる可能性を秘めたものだ。

今後も、革新的な手法と伝統的な醸造技術を融合させた新たなヴィンテージ酒の展開が期待される。日本酒ファンのみならず、ワイン愛好家や新しい味わいを求める人々にも、この熟成技術が生み出す奥深い味わいを体験してほしい。

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