日清焼そばU.F.O.、まさかの漫画化!ターゲットは「コロコロ世代」
カップ焼きそば界の王者、「日清焼そばU.F.O.」。
あなたも、あの「ぶっ濃い濃厚ソース」の虜になったことがあるはず。1976年の発売以来、進化を続ける「U.F.O.」が、今度は意外な分野に進出。なんと、小学生向け漫画雑誌「月刊コロコロコミック」で漫画化されたんだそう!
U.F.O.を食べて大変身!
謎の生命体「こい丸」が主人公
「日清食品株式会社」によると、連載開始は今月3月14日発売の「月刊コロコロコミック」4月号。オリジナルキャラクター「こい丸」を主人公としたギャグ漫画『こい丸』が登場。
なんでも、こい丸」は「日清焼そばU.F.O.」から生まれた謎の生命体という設定だそう。普段は愛らしい姿で周囲を和ませているが、「日清焼そばU.F.O.」を食べると……「スーパーこい丸」に変身! 持ち前のパワーで、様々な問題を解決していくという、なんとも心くすぐられる設定じゃないか。


どんな姿になるかは漫画を読んでのお楽しみ……!
「温故知新」コラボレーションが示すも
それにつけても、なぜ「U.F.O.」は、「コロコロコミック」とのコラボを選んだのか。一見すると意外な組み合わせに思えるかもしれない。しかし実際は、両社の狙いを読み解くと、このコラボレーションの持つ可能性が見えてくる。
インテージ「SRI+」の調査によると、日清焼そばU.F.O.は「カップ焼そば+油そば」カテゴリーで売上No.1の座に君臨している。しかし、現在の主力顧客層である若年層に依存していては、少子化の波に飲まれ、いずれ売上減につながる可能性もある。そこで彼らが目をつけたのが、コロコロ読者であるアルファ世代だったのかもしれない。
「コロコロコミック」編集長の益江宏典氏は、「U.F.O.の歴史ある名前と味に負けない“エクストリームなギャグ漫画”として『こい丸』を昇華させ、U.F.O.が持つ“ぶっ濃い”面白さを子どもたちに伝えていきます」と力強いメッセージを発信している。
日本一売れている小学生向けコミック誌とのタッグは、たしかに、これまでリーチできていなかった小学生という新たな顧客層獲得の最適解とも言える。U.F.O.は、漫画を通して、子どもの頃からブランドへの親しみやすさを育み、未来の顧客を掴もうとしていても不思議はない。
「こい丸」が巻き起こす「ぶっ濃い」旋風は、子どもたちの心を掴み、新たなU.F.O.ファンを生み出すことができるのか?兎にも角にも、今後の展開から目が離せない。