日清、チキンラーメンでたまごを綺麗に仕上げる“世界初の”専用ガジェットを開発【しろたまメイカー】
日清食品が、『チキンラーメン』の象徴ともいえる卵を、誰でも簡単かつ美しく仕上げられる画期的なガジェット『しろたまメイカー』を開発した。
多くの人々が理想の“しろたま”を通じて笑顔になる世界を目指し、細部にまでこだわり抜いて作られたものだ。
チキンラーメン調理時のたまごをきれいにする世界初のガジェット『しろたまメイカー』
しろたまメイカーの核となるのは、日清食品が独自に開発した三つの“しろたまテクノロジー”である。
まず、「ホリゾンタル ヌードルポート」が麺を水平に固定し、調理時の安定性を高める。次に、「オムニディレクション ヒートドリップシャワー」が、卵の白身部分にのみ、お湯を均一かつ優しく注ぎかける仕組みだ。

そして、「ウルティメイト コンベクショナル Lo-Tech トテモeデスヨ スチーム マンベンナク サーマルリッド」が、湯気の熱を効果的に対流させ、白身を理想的な状態に仕上げる。
これらの技術の組み合わせにより、従来は難しかった美しい“しろたま”の完成が、誰の手にも実現可能となる。使い方は非常に簡潔で、しろたまメイカーにチキンラーメンをセットし、卵を専用の「たまごポケット」に割り入れ、お湯を注いでキャップをするだけ。わずか3分で、CMで見るような完璧な“しろたま”が食卓に現れるだろう。


“しろたま職人”の熱意が生んだ開発への道のり
この革新的な製品の発案者は、日清食品でチキンラーメンのマーケティングに5年間携わり、自ら「300回はたまごポケットに卵を落としてきた」と語るベテラン社員だ。
彼は、自身がきれいに“しろたま”を作るたびに周囲から上がる歓声に、“しろたま”が持つ人を喜ばせる力を実感してきた。
しかしその一方で、SNSなどで「チキンラーメンの卵がCMのように白くならなくてガッカリ」という消費者の声を目にするたび、心を痛めていたという。
多くの人に“しろたま”作りのコツを伝え、フタを開けた瞬間の感動を届けたいという強い思いが、しろたまメイカー開発の原動力となった。
意外な試作品から一年越しの完成
そして広がる期待
開発の第一歩は、驚くべきことにオフィスにあった日清焼そばU.F.O.の空き容器だったそう。
この容器に穴を開け、シャワー状のお湯を白身に注ぐことで、理想の“しろたま”が作れるという発見が、プロジェクト本格始動のきっかけとなった。

2024年2月の着想から1年以上にわたる研究開発では、特にオムニディレクション ヒートドリップシャワーの調整に最も苦労したようだ。卵の黄身まで白くなったり、シャワーの勢いで白身に穴が開いたりといった課題が次々と発生した。
さらに、卵の温度や大きさの違いという変動要素にも対応する必要があったという。最終的に、穴のサイズや配置を1mm単位で調整し、12パターンもの試作品を検証することで、最適な形状へとたどり着いたのである。


『しろたまメイカー』は、長年の課題()であったしろたま問題を解決し、多くのチキンラーメンファンに喜びをもたらすことだろう。手軽に完璧な一杯を楽しめる未来が、ついに訪れるかもしれない。
6月1日より、抽選で1000名に『しろたまメイカー』をプレゼントするキャンペーンも開催される。応募方法などの詳細はこちらのリンクから。