日本初のビーントゥーバーは、あのチョコだった!

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

森永ミルクチョコレートが発売

仕事の合間にお酒のおともに口にするチョコレート。日本に伝わったのは江戸時代のことなんですよね。カステラと同じように、当時外国との窓口であった長崎から「しょくらあと(チョコレート)」が入ってきたといわれています。

初めて製造・販売されるようになったのは明治時代に入ってから。それでも、当時はまだまだ高級スイーツ。おいそれと庶民が手を出せるシロモノではなかったようです。

輸入に頼らない国産のチョコ、それも誰もが手にできるような低価格で。それを実現させたのが「森永商店」、現在の森永製菓です。

1899年、輸入原料のチョコレートからクリームチョコレートの製造を開始します。最新の設備を輸入し、外国人技師を招いてカカオ豆からのチョコレートの一貫製造に着手し、1917年10月1日、日本で初めてカカオ豆からの一貫製造でつくられた「森永ミルクチョコレート」が発売されました。

ダークブラウンにゴールドのロゴは、日本でのチョコレートの大衆化の原動力となったと言われるKING OF 板チョコ。定番中の定番ですよね。

近年カカオ含有量の多いビター系のチョコレートに人気が押されてはいますが、日本人好みの甘さを考えデザインされた、あのミルクチョコレートがほっと一息にはいいんだよなぁ。

Top image: © Nita Yuko/Shutterstock.com
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