「ペコちゃん」の正体、それは......魔法少女と闘う女戦士!?
何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?
「不二家」が創業した日
1910年、横浜は元町に小さな洋菓子店がオープンします。
創業者・藤井林右衛門の姓と日本の象徴である「富士山」、そして「唯一無二=不二」というトリプルミーニングで命名された「不二家」。
112年前の今日11月16日は、そんな「不二家」が創業した日です。
お店としてだけでなく、幼いころ、きっと多くの人がスーパーマーケットなどで“おねだり”した経験をもつであろう、あの「ミルキー」を製造、販売するブランドとしても知られる「不二家」といえば、ご存知「ペコちゃん」がメインキャラクター。
「ミルキー」発売の前年(1950年)に誕生した、舌をぺろっと出したキュートなキャラは、二つに結った髪に膨らんだ頬、デニム生地(と思われる)のオーバーオールの装いも相まって、じつに素朴な印象です。
が、そんな牧歌的な空気感満載のペコちゃんに“ライバル”が存在することをご存知でしょうか?
ペコちゃんのボーイフレンド「ポコちゃん」(永遠の7歳/身長100cm/スポーツが大好きで明るい。いたずら好きでワンパク)を我がものにしようと、恋敵・ペコちゃんに牙をむく、その名も──「ペコラ」。
ヒエログリフや古代マヤ文字のような表記での名前ももつ、ミステリアスな少女は、なんと“魔法の国”の出身。そんな出自をもつピンクヘアの魔法少女と、無垢さを絵に描いたようなペコちゃんが熾烈なラブバトルを繰り広げていたとは......。
“永遠の6歳”という設定とその見た目からは想像できないペコちゃんの魔性ぶりに驚愕しつつ、「人は見かけによらない」という定理をあらためて胸に刻んでみては?