「冗談でしょ?」が定番化。ハッピーターンの激辛味「辛ターン」登場
ハッピーパウダーでおなじみ、国民的お菓子「ハッピーターン」。その甘じょっぱい味わいに、誰もが一度は心を奪われたことがあるはず。
しかし、2025年、亀田製菓は私たちに新たな幸せの形を突きつけてきた。なんと、人気商品を激辛テイストに進化させた「辛(から)ターン」を期間限定で発売開始。一体なぜ、この挑戦に踏み切ったのだろう?
“つらい”過去を乗り越えて……
「辛ターン」誕生秘話
「辛ターン」誕生の背景には、2023年のエイプリルフールに遡る。そこには、ある“遊び心”が隠されていた。
当時、同社の公式Xアカウントが投稿した「つらターン」というエイプリルフールネタ。ハッピーターンを激辛味にしたという設定だ。すると、1.3万リツイート、4万いいねを獲得するなど、予想をはるかに超える大反響が。
これはもしや……。ユーザーの期待に応えるように、亀田製菓は2024年4月1日、嘘から出たまこととして実際に「つらターン」を商品化。そして2025年、さらに進化を遂げた「辛ターン」として、私たちの目の前に現れたというわけ。

「辛さ」×「楽しさ」の化学反応
「辛ターン」の開発は、単なる話題作りにとどまらない。そこには、SNS時代における企業と消費者の新たな関係性が見て取れる。
「辛ターン」の開発責任者である、同社マーケティング戦略部ハッピーターン辛ターン担当の眞銅氏がこう開発秘話を述べている。
昨年大好評をいただいたため、大きなプレッシャーのなか、さらにとまらない味を作らなくては……!と、悩みました。(中略)食べた瞬間、“これこそ、よりとまらない辛旨だ!”とその味わいにチームメンバーが確信し、社内では「嘘から生まれた商品もここまできたか!との声も上がりました。
「つらターン」として商品化された後も、SNS上では「辛くてうまい」「辛いの好きにはたまらん」といった声が多数寄せられていた。そこで同社は、8種の香辛料と3種の旨みパウダーをブレンドした「辛パウダー」に、オリジナル調合の「旨オイル」をプラス。
こうして、ただ辛いだけではない“辛旨”を追求し、消費者の期待をさらに上回る「辛ターン」が完成したようだ。

共感から生まれるムーブメント
「辛ターン」の誕生は、企業のSNS活用が、単なる情報発信にとどまらず、商品開発やマーケティングにおいても重要な役割を担う時代になったことを象徴している。企業は消費者の声を直接聞き、商品やサービスに反映させることで、より消費者に近い存在になれる。
いっぽう、消費者もまた、企業の取り組みに対して積極的に意見や感想を発信することで、商品開発に携わる楽しみを味わえる。「辛ターン」は、そんな企業と消費者の新しい関係性を示す、ひとつの事例と言えるのでは?
『ハッピーターン 辛ターン』
【内容量】71g
【価格(税抜)】参考小売価格240円前後
【販売地域/販売チャンネル】全国のスーパーマーケットなど
【発売日/発売期間】2025年3月31日(月)~5月末まで