Z世代がジャパニーズポップでダンスバトル!次世代イベント「ALDD」って?

3月23日、東京・麹町の「TOKYO FMホール」で、ユニークなダンスイベントが開催されました。

タイトルは──「ALDD」

Z世代の企画により実現した、白熱のバトルあり、豪華なライブあり、見応え満点のショーケースありのイベントの気になる内容、そして、そこから生まれる次世代のムーブメントとは?

昨年、ある大学生が思い描いた
アイデアが、2025年春に実現

「Z世代とALFA MUSICによるジャパニーズポップとダンスを融合させたイベント」

そんなテーマのもとに企画、開催された「ALDD」、正式名「ALFA DANCE DAY」

このイベントは、1970年代〜80年代、海外のさまざまな音楽ジャンルの影響を受けて日本で誕生&発展したジャパニーズポップが、世界中でかつてない一大ブームを巻き起こしている今、その盛り上がりを日本の次世代カルチャーを担うZ世代に広めることを目的にしたもの。

シティポップをはじめとするジャパニーズポップの殿堂として知られる「ALFA MUSIC」が主催する「ALDD」ですが、じつはこのイベント、かつてジャパニーズポップのさらなる発展のために同社が開催したコンペ企画「+ALFA CAMP」に現役大学生が応募したものなのです。

企画者は、当時、上智大学の3年生だった萩原希安さん。

大学のダンスサークルに所属している萩原さんは、シティポップの楽曲を使用したダンスイベントを「+ALFA CAMP」で提案。惜しくもコンペでは入賞を逃したものの、主催である「ALFA MUSIC」は、そのアイデアに秘められた大きな可能性にベット。

コンペに出品した企画「TUNE TIME TRAVAL」から内容をブラッシュアップし、タイトルをアレンジ。「ALFA DANCE DAY」(以下「ALDD」)として、約1年越しで実現に至ったのです。

「ALDD」の主なコンテンツは、ジャパニーズポップの楽曲をDJがプレイし、事前にエントリーしたダンスチームが2on2形式で戦うダンスバトルに、「ALFA MUSIC」所属のアーティストのスペシャルライブ、そしてジャパニーズポップ✕独自の世界観が満載のダンスのショーケースの3つ。

Z世代が企画したイベントを通してみえた、ジャパニーズポップの新たな楽しみ方とは──?

「ALDD」ならでは!
出演者&審査員の豪華すぎる顔ぶれ

会場となった「TOKYO FMホール」のホワイエには、「ALFA MUSIC」が誕生した時代を思わせるフライヤーやゲーム筐体が設置されて“エモい”雰囲気に。一方、SNSへの“映える”投稿にぴったりのフォトブースなどもあり、新旧のカルチャーのマッシュアップがじつにユニーク。

「ALDD」では、ジャパニーズポップ✕ダンスという斬新な組み合わせだけでなく、参加DJやライブの客演、そしてダンスバトルの審査員の豪華なラインナップも注目です。

ダンスバトルでジャパニーズポップの楽曲をDJするのは、2017年に「RED BULL 3STYLE JAPAN FINAL」で、史上初、女性日本チャンピオンに輝いたDJ RINA

そして、ライブでは、2024年にアルバム『イリュージョン』をリリースした「ALFA MUSIC」所属のRYUSENKEIが楽曲を披露。さらに、NAKI" crew、RINKA NUMBER、HIMARI CREW、Kyo-ka crewの4組によるダンスのショーケースにも楽曲を提供と、このイベントを完全バックアップしています。

Z世代のダンスチーム14組がエントリーし、トーナメントで戦うダンスバトルをジャッジするのは、あの「Nizi Project」の東京合宿への参加も記憶に新しいKaKo、数々のダンスバトルでタイトルを獲得しているスシロール、そしてオリジナリティ溢れるポッピンダンスで世界をまたにかけて活躍するRingo Winbeeという豪華な顔ぶれ。

15:30からスタートした次世代ダンスイベント「ALDD」は、見応え満点のショーケースあり、RYUSENKEIによるメロウなメロディ&歌声に酔う時間あり、そして独自のスタイルと至高のスキルを誇ったダンスチーム・MONSTARの優勝をもって、20:00、大盛況のうちに幕を閉じたのでした。

【参加ダンスチームのダンスバトル終了後のコメント】

「僕たちくらいの年齢(13歳)だと今日流れた曲を聴く機会はこれまでなかったんですが、すごく楽しんで踊ることができました。2回目があるなら、またぜひ参加したいと思います」(4位/wasp)

「父親がシティポップ好きで、その影響で僕も聴いていたので『このイベント、出たい!』と相方に相談して参加しました。アレンジ次第では僕たちのようなヒップホップのダンススタイルにもマッチするので、これからも楽しみたいと思います」(3位/のろし)

「じつは明日、ソニーミュージックさんの筆記試験なんです(笑)。今度は参加者としてではなく、運営としてこのイベントに参加できたらいいなと思います。でも、やっぱり踊りたいかも......」(2位/I-NO-RI crew)

「基本的にはヒップホップやR&Bなんですが、アニソンのリミックスなんかで踊ることもあって、比較的いろいろなジャンルで踊ってはいたんですが、ジャパニーズポップははじめて。難しい部分もありましたが、はまりそうです」(1位/MONSTAR)

<その他のダンスバトル参加チーム一覧>

第8サーティーワン/てんまゆ/あゆかとふたば/勝山会/グラードン/チャレンジド/city pop brothers/チームフリーター/たご卍練習会/異文化交流

<ショーケース出演チーム一覧>

NAKI" crew/RINKA NUMBER/HIMARI CREW/Kyo-ka crew

企画者&主催者が語る
「ALDD」で得た気づきとシティポップの未来

学生参加のコンペ企画「+ALFA CAMP」を主導し、「ALDD」の実現を果たした「株式会社ソニー・ミュージックパブリッシング」のマーケティング・プロモーション部の石毛克利さんはイベントをこう振り返ります。

はじめての試みだったので企画から進行まで手探りではありましたが、参加者や来場者にといって新鮮なイベントとして楽しんでもらったようで、ひとまずはほっとしています。

 

「ALFA MUSIC」とZ世代の距離を縮める媒介としてのダンスイベントでリアルにZのダンサーである萩原さんに監修してもらいました。

 

所属するゼミやサークルの方と教授の全面協力、さらに「ALFA MUSIC」の楽しみ方に新たな可能性を見出してくれたことに感謝しています。

 

私たち「ALFA MUSIC」はシティポップをはじめとしたジャパニーズポップというカルチャーを接点に、Z世代をはじめとした若い世代とともに、次世代につながるようなムーブメントを起こしていきたいと考えています。

ジャパニーズポップ✕ダンスという新たなアプローチを考案し、当日は自身でマイクを握ってMCとしても活躍しながら「ALDD」というイベントを成功させた企画者・萩原希安さんにも話を聞きました。

昨年春のコンペの企画が終了して数ヵ月後に「ALFA MUSIC」さんから「ダンスの企画を実現させたい」とご連絡をもらいました。

 

感想? とにかく嬉しかったです。

 

イベントに向けた準備は、昨年の6月くらいから。イベントの内容はもちろん、ロゴはどうしようとか、出演者はどう集めようとか、所属するダンスサークルのメンバーやゼミのみんなにも協力してもらって形にすることができました。

 

そもそもレコード会社がダンスイベントを主催すること自体があまり前例がないことみたいで、許諾や権利の関係を整理してもらうのにいちばん時間はかかったようですが、ダンスバトルへの参加者を募っていると、多くの人に「おもしろそう!参加したい!」といってもらえたのは、すごく嬉しかったです。

 

今回のイベントをきっかけにダンサーがジャパニーズポップに、ジャパニーズポップのファンがダンスに興味をもってもらえたら最高です。

 


 

かつて日本で誕生し、今も語り継がれる多くの名曲を擁するシティポップやジャパニーズポップという音楽ジャンルと、今、若者たちの間で人気のシーンとして定着したダンスカルチャー。

このふたつの文化が、Z世代のアイデアとセンス、そして圧倒的な熱量をエネルギーにクロスオーバーすることで日本の、そして「ALFA MUSIC」のさらなる魅力が開花するのではないでしょうか?

今後、きっとさらなるムーブメントに成長するであろうシティポップ、そしてジャパニーズポップの魅力に触れたいなら「ALFA MUSIC YouTube Channel」へ。