【衝撃コラボ】「ポテトチップス うすしお味」ポップコーンになる……
王道の「カルビー ポテトチップス うすしお味」と、コーンスナックの定番「マイクポップコーン」。長年愛され続ける2大ブランドが、驚きのコラボレーションを果たした!
『マイクポップコーン うすしお味』として、2025年6月9日からコンビニエンスストアで先行発売、7月7日からは全国のコンビニ以外の店舗でも期間限定で登場するという。
いったいなぜ、このタイミングで、この組み合わせ??
伝統の味、新たな舞台へ
売上No.1ポップコーンとの邂逅
「マイクポップコーン」はポップコーン市場において売上No.1を誇るブランド。近年、消費者の健康志向の高まりなどを背景にポップコーン市場は拡大、ジャパンフリトレー株式会社の調査によると、2024年度の市場規模は2019年度対比で156%にも成長しているという。
いっぽう、カルビー「ポテトチップス うすしお味」は1975年の発売以来、日本のポテトチップスの代名詞として確固たる地位を築いてきたロングセラー商品。その人気は絶大で、たとえばgooランキングが実施した「本当においしいと思うポテトチップスランキング」(投票数合計:1114票、調査期間:2020年11月18日~2020年12月02日)では堂々の1位を獲得している。
今回のコラボでは、この「ポテトチップス うすしお味」の、あのキレの良い塩味とあとひく昆布の旨味を、ポップコーンで忠実に再現することに挑戦したそう。袋を開けた瞬間の香ばしいじゃがいもの香りから、後味までもをポップコーンで感じられるようだ。慣れ親しんだ味が、異なる食感のポップコーンでどのように表現されるのか、期待は高まるばかり。

なぜ今、定番同士が手を組む?
コラボが照らし出す現代の消費のかたち
長年トップを走り続けるブランド同士のコラボは、単に意外性があるというだけではない。そこには、現代の消費者の心理や市場の変化が映し出されているように思える。近年、昭和レトロや平成レトロといったキーワードが注目を集め、かつて親しんだものに新たな価値を見出す動きが活発だ。今回のコラボも、そうした定番商品の再評価という大きな流れの中に位置づけられるのではないだろうか。
また、食品業界に限らず、異業種のブランドがタッグを組む例は枚挙にいとまがない。消費者の関心を喚起し、新たな顧客層を開拓するための有効な戦略として定着しつつある。
「IMARC Group」の調査によれば、日本のスナック菓子市場は、2024年に100億5630万米ドル規模に達し、2033年までには214億8320万米ドルに成長すると予測されており、年平均成長率(CAGR)は8.8%にもなるという。また、「全日本菓子協会」が2025年4月1日に公表したデータでは、2024年の菓子小売金額は3兆8785億円で過去最高を更新、スナック菓子の小売金額も同9.7%増の5817億円と好調だ。
このように拡大を続ける市場において、消費者に新鮮な驚きを提供し続けることの重要性は増すばかりである。
さらに、おうち時間の増加といったライフスタイルの変化も、スナック菓子の役割に影響を与えている。単に小腹を満たすだけでなく、気分転換や日常の中のちょっとした楽しみとしての価値が求められるようになっているのではないだろうか。
そんななか、誰もが知る安心感のある味と、ポップコーンという手軽さが組み合わさることで、新たな喫食シーンが生まれる可能性も秘めている。この取組みは、カルビーとジャパンフリトレーという、普段は同じ菓子市場で競い合う企業同士が、グループの垣根を越えて「共創」することで新しい価値を生み出そうとする試みとも捉えることができる。
日常に、新しい「!」を見つけ出す楽しみ
『マイクポップコーン うすしお味』の誕生は、単にひとつの新商品が市場に投入されたという事実以上に、多くの示唆に富んでいる。それは、老舗ブランドが守り続けてきた伝統と、時代に合わせて変化し続ける革新性の融合であり、私たち消費者にとっては、慣れ親しんだものの中に新しい価値を発見する喜びを与えてくれる。
日常は、ともすれば退屈なルーティンの繰り返しになりがち。けれど、ほんの少し視点を変えたり、思いがけない組み合わせを試みたりすることで、そこには新しい「!」が隠れているもの。
この『マイクポップコーン うすしお味』は、そんな日常のなかの小さなスパイスとして、私たちの好奇心を刺激し、新しい体験への扉を開いてくれる、そんな存在になるに違いない!

『マイクポップコーン うすしお味』
【内容量(エネルギー)】45g(1袋当たり225kcal)
【希望小売価格】オープン(想定価格 税込150円前後)
【発売日】コンビニエンスストア:2025年6月9日(月)、コンビニエンスストア以外:2025年7月7日(月)
【販売エリア】全国