“第二の肌”にアクセを纏う──資生堂が提案する「スキンアクセサリー」という新たな選択肢

化粧品は「塗る」から「纏う」へ。そんな時代の到来を予感させるプロダクトが、資生堂から登場した。

同社のオープンイノベーションプログラム「fibona(フィボナ)」が開発した『スキンアクセサリー™』は、肌と一体化する新感覚のビューティーアイテムである。

2025年7月21日から、2店舗限定で数量限定販売される予定。

「貼る」から「一体化」する新感覚

『スキンアクセサリー™』の最大の魅力は、メタリックパーツやドライフラワーといった繊細な装飾を、まるで自分の肌の一部であるかのように纏えることにある。従来のシールや接着剤とは異なり、肌への優しさと心地よさを追求した設計が特徴だ。

© 株式会社資生堂
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この体験を支えるのが、資生堂が独自に進化させてきた「Second Skin」技術。

もともとは肌の凹凸を補正するために開発された人工皮膚形成技術だが、これを応用することで、アクセサリーパーツを肌にしっかりと固定。

伸縮性と密着性に優れるため、身体の動きにしなやかに追従し、長時間の装着でも剥がれにくい。それでいて、剥がしたいときには簡単にオフできる手軽さも両立しているという。通気性も確保されており、肌への負担を抑えながらデコラティブな自己表現を可能にする。

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オープンイノベーション「fibona」の挑戦

『スキンアクセサリー™』は、資生堂研究所が主導するオープンイノベーションプログラム「fibona」から生まれたプロダクトである。

「fibona」は、研究員とスタートアップ企業や生活者といった外部の知見を融合させ、「世の中にない」価値を共創することを目指す取り組みだ。

横浜の資生堂グローバルイノベーションセンター内にある「fibona Lab」を拠点に、生活者との対話を通じてプロダクトを開発するなど、挑戦的な試みを続けている。

このような開発背景は、スキンアクセサリーが単なる化粧品ではなく、ユーザーのフィードバックを取り入れながら進化していく可能性を示唆している。研究者とユーザーが一体となって新しい化粧文化を育むという、現代的なアプローチから生まれたプロダクトと位置づけられるだろう。

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自己表現としてのメイクに新たな選択肢

肌に装飾を施すアイテムといえば、フェスティバルで使われるフェイスシールや、ボディジュエリーなどが思い浮かぶ。これらは手軽な自己表現ツールとして人気を博してきた。また、美容分野では肌に直接貼るタイプのパッチ製品も存在する。

しかし、『スキンアクセサリー™』は、これらの製品とは一線を画す存在かもしれない。その理由は、ファッションとしての装飾性と、スキンケア研究にルーツを持つ技術による快適な使用感を高度に両立させている点にある。

単なる「貼り付ける」アクセサリーではなく、肌と「一体化」する感覚は、これまでにない体験をもたらすだろう。これは、特別な日のための一時的な装飾にとどまらず、日常のファッションやメイクに溶け込む新たな選択肢となる可能性を秘めている。

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『スキンアクセサリー™』は、ジェル、ミスト、そして3種から選べるパーツ2袋がセットになり、参考小売価格5,000円(税込)で提供される。

販売は、2025年7月21日(月)から「薬マツモトキヨシ SHIBUYA DOGENZAKA FLAG」と「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」の2店舗で開始。

発売に合わせて、「薬マツモトキヨシ」では7月31日(木)までPOP UPイベントが、「@cosme TOKYO」では7月30日(水)から8月5日(火)までエントランスでの特設展開が予定されている。

数量限定のため、気になる方は早めに足を運ぶのがよさそうだ。

【商品概要】

■商品名・容量・価格

資生堂フィボナ09-151 スキンアクセサリー 

スキンアクセサリージェル 10g

スキンアクセサリーミスト 3mL

スキンアクセサリーパーツ 2袋

参考小売価格5,000円(税込)(店舗によって異なる場合があります)

Top image: © 株式会社資生堂
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