結婚式の費用を大幅削減!伊勢のFOLK FOLKが挙式関連6項目を恒常的に無料化
結婚式の準備で、いちばん疲れたことは何ですか?と聞かれたら、「見積もりの比較と値引き交渉」と答える人は少なくないはずです。
三重県伊勢市の結婚式場「FOLK FOLK」が、その疲弊そのものを構造から取り除く決断をしました。
安くしたのではなく、
不安をなくした

2026年8月、FOLK FOLKはSNSで宣言文を公表し、挙式にまつわる6項目の恒常的な無償化を開始しました。対象は挙式料、自社保有のドレスとタキシード、ヘアメイク、当日の介添えサポート、ブーケとブートニア、そして司会進行。
費用が発生するのは、披露宴の食事や飲み物、装花の追加、引き出物といった「宴」にかかる実費だけです。10名以上の宴を行うことが条件で、ご祝儀制でも会費制でも適用されます。
注目すべきは、同社がこれを「安売り」とは呼んでいない点です。
代表の東山迪也氏は約15年にわたりブライダル業界に身を置いてきた人物で、総務省の地域力創造アドバイザーも務めています。東山氏が問題視しているのは金額そのものではなく、「他社と相見積もりを取って交渉しないと損をするのではないか」というカップル側の不安。
最初からすべての金額を開示し、挙式まわりを無償にすることで、交渉という行為自体を不要にする。つまりこれは値引きではなく、値引き交渉の廃止なのです。
「市立の結婚式場があればいいのに」
から始まった思想

東山氏は創業当初から、図書館や公民館のように結婚式にももっと公的な性格があってよいのではないかと考えてきたといいます。
代表コメントでは「東日本大震災から始まり、コロナ禍、各地の震災、世界情勢、気候変動。この15年、社会も経済も何度も揺れました。そのたびに、結婚式は余裕のある人のものへと少しずつ押しやられてきた」と振り返り、「生活インフラならぬ新生活インフラとして、門出を支えられる会社でありたい」と語っています。
この思想には前例があります。FOLK FOLKは2024年、施設が占有していたガーデンを地域に開放し、誰でも訪れられる公園として運営を始めました。
学生や子どもたちが自由に集まるコミュニティの場となったこの取り組みは、グッドデザイン賞を受賞しています。自分たちが囲い込んでいた空間を地域に開く。その発想を、今度は場所から結婚式という儀式そのものへ広げたわけです。
お金の話をしなくていい
結婚式という選択肢

8月1日のSNS投稿は、約7週間で閲覧数31万超、保存913件を記録しました。地方の一事業者としては異例の反響です。
とりわけ「保存」の多さは、いつか結婚式を挙げたいと思いながら先延ばしにしている人たちが、後で読み返すためにそっとしまった数字かもしれません。
結婚式の見積もりを何社も比べ、交渉し、それでも「本当にこれでよかったのか」と不安が残る。多くの人が経験してきたその構造に対して、交渉をなくすという回答を出した式場が伊勢にあります。
品質は従来と変わらず、衣装もスタッフも料理も同じ。変わったのは、最初の会話が「いくらですか?」ではなく「何がしたいですか?」から始まること。それだけで、結婚式の景色はずいぶん違って見えるのではないでしょうか。
FOLK FOLK
【所在地】三重県伊勢市神田久志本町1784-4
【適用条件】10名以上の宴(披露宴・会費制パーティ・お食事会)を実施
【公式サイト】FOLK FOLK Wedding






