【科学的に実証】性格が良いと、「見た目」もよく見えることが判明！

世界中に、様々な「恋愛論」が乱れ飛ぶ中、ある興味深い調査結果が判明した。それは、性格が外見の魅力をより良くするというものだ。その中身とは・・・？

華中科技大学のYan Zhang氏は、性格が、外見の評価に一定の影響を与えるという調査結果を発表した。調査は2回に渡って行われた。

まず1回目の調査では、120人の中国人男女をランダムに3グループに分割後、普通の表情をした全く関係のない中国人女性の写真60枚を評価してもらった。

2回目の調査はその2週間後、同じ3グループ120人に再度同じ写真を評価してもらった。ただし1つ目のグループには「良い性格であるという説明文付きの写真」を、2つ目のグループには「悪い性格であるという説明文付きの写真」を、3つ目のグループには説明文なしで写真のみを提示した。

結果は興味深いものだった。1回目では、3グループが60枚の写真（つまり外見のみ）につけた評価水準はほとんど同じだった。しかし2週間後の2回目の調査では、全く同じ参加者が、同じ写真の女性たちにつけた評価水準は、1つ目のグループ（性格が良く見える先入観あり）が最も高く、2つ目のグループ（性格が悪く見える先入観あり）が最も低かった。

つまり「良い性格」であることが、外見の魅力を向上させたことにつながったのだ。

この結果に至ったメカニズムは示されていないが、「ハロー効果（後光効果）」という認知バイアスによって「性格が良いから、外見も良いはず！」と脳が信じ込んだからという説が主張されている。

今回のYan Zhang氏の研究結果は条件が限定的であるため、全てのケースに当てはまるとは言えないかもしれない。しかし、「性格が良い人」は、評価が高くなる可能性は十分にありそうだ。