コロナのせいで「性格が悪くなった」は事実らしい【研究結果】

新型コロナウイルス(COVID-19)が、私たちの生活に与えた影響は非常に大きい。マスクの着用は当たり前になったし、リモートワークの普及も一気に進んだ。

では、私たちの性格そのものに影響は与えているのだろうか?

この疑問を解き明かすために研究が行われた。論文は学術雑誌『PLOS One』に掲載されている。

研究チームが調査したのは、人の性格は5つの要素で構成されているという理論「ビッグ・ファイブ理論」の変化について。

具体的には「Neuroticism(神経症傾向)」「Extraversion(外向性)」「Openness(開放性)」「Agreeableness(協調性)」「Conscientiousness(誠実性)」が、それぞれどのように変わったのかを調査している。被験者は7,109人だ。

ちなみに、2020年にパンデミック前と比較したときは、わずかに「神経症傾向」が低下していたとのこと。

今回は「神経症傾向」に変化はあまり観測できず、他の4つの要素が少し減少しているのを確認したそう。研究者によれば、変化の数値自体は大きくはないが、これは10年分の性格の変化に相当するのだとか。

間接的にではあるが、新型コロナウイルスは私たちに性格面でも影響を与えていたのだ。

どこで役に立つかは分からないが、頭に入れておいても損はない情報なのでは?

Top image: © iStock.com/Rattankun Thongbun
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。