なぜ、女性は年齢を重ねると「夜の営み」が楽しくなるのか?
さまざまな切り口で現代女性の価値観を記事にする「Elite Daily」人気ライターのGigi Engle氏。今回のテーマはズバリ「なぜ年齢が上がるにつれてオーガズムが高まるのか?」。自身の経験と共にセックスと年齢との関係を、科学的根拠を織り交ぜて解説しています。
初めての経験を思い出してみれば、彼は私のカラダを使って、ただ自慰行為をしていただけにしか思えない。その後もいつも痛いのを我慢していた記憶ばかり。それを言えないことも、ちょっとしたトラウマです。
そんなこともあって、しばらくのあいだ「セックスは自分のためのものじゃないんだ」って考えたことも。10代はずっとそんな感じでした。
でも、年齢を重ねるごとに、だんだんと気持ちよくなってきました。最初にオーガズムを感じたのは、大学生だった19歳のとき。
アメリカ「家族計画連盟」の調査でも、33%の女性がオーガズムに達した経験がないという統計もあったから、そこまで気にはしていなかったけど、最初にオーガズムを感じたときには、感動しすぎて思わず泣いてしまったほど。以来、私のセックスは年齢を重ねるごとに日に日によくなっている感じ。
01.
40-50代で70%の女性が
オーガズムを経験する
米・インディアナ大学のDebby Herbenick博士の調査によれば、18歳から24歳の間では61%の女性がオーガズムを経験、30代では65%、40代-50代では70%と年齢を重ねる毎にセックスにおいて、オーガズムを得る経験が増えていくという調査結果があります。
オーガズムには鎮痛効果があり、オキシトシンを大量に分泌させます。愛と信頼のホルモンとも呼ばれれるほどで、「離れたくない」「ずっと一緒にいたい」と感じるのは、このホルモンの効果だとか。
02.
激しさよりもつながり優先
大人の行為に替わる
若い時期はとにかく“スタイル”にこだわり過ぎて、前戯を数分したらば、すぐにでもつながり合いたい。というお決まりのローテーションに偏りがち。若さと勢いに任せて激しく動くよりも今は、最愛の人と一体化する心地よさ、精神のつながりにこそ、痺れる感情を覚えるようになるようです。
03.
遠慮や恥じらいなく
自分の快楽を要求できる
自分のして欲しいこと、感じる部分をきちんと相手に要求できて、お互いが望むセックスを存分に楽しめるようになってきます。相手への遠慮で自分の快楽を妨げるなんて、もったいないと思わなきゃ。
04.
自然と満足度の高い
セックスに変わるもの
身体的な理由で、だんだんセックスにも時間が必要になってくるはず。でも、セックス全体がゆっくりになることは、結果的に満足度をあげることにも役立っているのだそう。
年齢を重ねて、色んな経験を重ねて、段々と満足度の高い生活が送れる様になるから不安に思わなくても良い。
05.
心とカラダのバランスが
徐々に改善されていく
若い時は、セックスはただのカラダの問題じゃありません。愛を感じるのに必要な精神的な営みでも。年齢を経ると精神的にも身体的にも満足度が高くなっていく傾向が見られるため、パートナーとの信頼感をより感じることができるようになるんです。
06.
お互いのテクニックも
改善され上手になる
当たり前だが経験を積めば積む程、セックスは良くなっていくもの。体位や、ロケーション、道具、どうすれば良いのか、何をしてはいけないのかが見えてきます。何事にも忍耐や練習が必要なのは確かなこと。それはセックスにおいても同じことが言えるし、女性の人生を考える上でもとても大切なこと。
07.
気分が乗らない時には
優しさで包み込める
いくら満足度が高くなって来るからとは言え、ときには気分が乗らないことも。それでもパートナーをがっかりさせない手だてはいくらでも。声も表情も体温だって快楽の大事な要素です。ときには包み込むほどの優しさだけで、あなたを満たしてくれることもだって。
経験やテクニックだって年齢とともに身についていくでしょうし、その分快楽の幅が広がるというのは納得できます。とはいえ、オーガズムだけがセックスの目的ではありませんよね。ベッドの上でもお互いの関係を尊重し合えたり、遠慮せずに「こうして欲しい」を伝え合えれば、快楽はきっとすぐ側にあるんじゃないでしょうか。
Licensed material used with permission by Elite Daily