なぜ、年齢とともに「セックス」が快感になっていくのか。
ここで紹介するのは「Elite Daily」の女性ライター、Gigi Engleさんの赤裸々な性体験についてのコラム。
なぜ、年齢とともにセックスが「良く」なってきたのか?自身の体験をもとに語っています。
初体験は、初めて出来たボーイフレンドと友だちの家でだった。彼は私の上で身をよじらせて、息を切らして私の隣に倒れこむまでの4分間、私を使ってマスターベーションをしているようなものだった。肝心の私はといえば、痛みと軽いトラウマと共に、そこに寝そべっていた。
「こんなの嫌いだ」って思ったのを覚えてる。セックスって、みんなが言うほどのものじゃないなって。十代のセックスなんて同じ話の繰り返し。映画やドラマで見るようなものじゃなかったわ。
でも「習うより慣れよ」とはその通りで、自分のセクシュアリティの発見と共に、どんどん良くなっていった。初めてオーガズムを感じたのは19歳のとき。少し大人の、大学の先輩とだった。
絶対に無理だって
思ってたのに…
セックスで本当のオーガズムを感じられるようになったのは、本当に最近の話。NGOの「Planned Parenthood」によれば、33%もの女性がオーガズムに達することができないらしいから、とくに不安になることもなかった。
でも、彼の腕で初めてのオーガズムの輝きに浸ったとき、泣きそうになりながら分かったのは、セックスの経験は年齢と比例しているってこと。
年齢とともに「自分」が
分かるようになるから
インディアナ大学のDebby Herbenick博士は、こう語っているわ。
「オーガズムは、年齢と共にイージーになります。18~24歳女性の61%、30代の65%、そして40~50代の女性の70%がオーガズムを経験したという報告もあります。
さらに、オーガズムはオキシトシンという神経系のホルモン分泌を促し、痛み止めの効果もあると言われています。つまり、歳と共に関節が痛みやすくなると、セックスをすることで、それらの症状を和らげることができるというのです」
女性のオーガズムについてはたくさんの研究があるし、長く論争が続いているけど、本当に「歳を重ねるにつれて、セックスが良くなる」なんてありえるのかな?
私が思う一番の理由は「自分自身をよく知ることができるから」。セックスは何より、自分の体やセクシュアリティについてよく理解することが大事なのよね。
もう少し具体的に理由をまとめてみたわ。
01.年齢とともに「自信」がつくから
「The Stir」が2,000人のアメリカ人女性を対象にしたアンケートを見ると「自信を持つことがセックスの楽しみを増す」っていうの。歳を重ねるにつれて、自分を信じることができるようになって、見た目や性格にもその自信が表れてくるものなの。
02.「してもらいたいこと」を伝えられる
歳を重ねて、外の世界も見て、たくさんの経験を重ねた今。自分が気持ちよくなるために「してもらいたいこと」を伝えるのだって、怖くない。だから、ベッドの上での満足度も上がるばかりなの。
03.セックスのリズムがゆっくりになる
若かりし頃は数秒で濡れていた私たちも、歳を重ねるうちに潤うまでの時間が長くなるもの。だからこそ、ゆっくりのペースになるの。
結果的に、ゆっくりと丁寧なセックスはお互いを満足させてくれるはず。
04.お互いに信頼できるようになる
若い頃は相手もろくに選べなかったし、何をしてるのかもさっぱり分かっていなかった。セックスする相手を、心から信頼なんてできなかったはず。
「セックスは愛と結びついている」と教え込まれたティーンにしてみれば、フィジカルではなく、それを取り巻くたくさんの意味があったはず。
でも歳を重ねた今、セックスがフィジカルな欲望の産物であることも、信頼できる相手を選ぶことができることも、とてもありがたく感じることができるの。
05.お互いにスキルが身についてきた
これまで色々な体位、場所、オモチャを試してきて、本当の意味で自分の好みを理解することができるようになってきたと思うの。
人生のすべてについて言えることだけど、何かをマスターするには(それがたとえセックスでも)忍耐、鍛錬、努力が必要ってことね。