悲しくもないのに、なぜかSEXで泣いてしまう理由。
お互いの愛があって体を重ねているはずなのに、なぜか彼女が泣いている。
頬を伝う涙を見て、男性は驚くだろうし、不安な気持ちになると思います。もちろん、幸せな気持ちから来ていることもある。けれど、痛いわけでもないし悲しいわけでもないのに、SEXによって溢れてくる涙があるのです。
調査によると、46%の女性が「行為によって、なぜか泣いたことがある」と答えています。その理由を、行為中・行為後に分けて紹介します。
あくまで一説であって、断定できるものではないのだけれど、もし泣いたことがあるのなら「なるほど……」と、思えるのではないでしょうか。
・SEXの最中に泣いてしまう理由
1985年、ウィリアム・H・フレイ博士によって、涙には3種類あることがわかりました。
(1)基礎分泌
眼球を潤して、乾いたり固まったりするのを防ぐための涙
(2)刺激性分泌
ゴミが入った、玉ねぎがしみた時の反射的な涙
(3)情動性分泌
悲しい・嬉しいなどの感情からくる涙
SEXの最中に、感情の高ぶりとは関係なく涙が出るときは、体が刺激されたことによる(2)の反射的な涙だと考えられます。感情も動きやすい行為なので(3)も含まれているとは思うのですが、刺激性が強い場合は玉ねぎを切った時と同じように、感情を置いて反応するのです。
防衛本能が強い女性は、相手に好意があるかないかに関わらず、体のすべてを男性に預ける(服従させられると体は捉える)ことで、泣くことがあるとも言われています。
・SEXの後に泣いてしまう理由
女子大学生230名に調査をした結果、約半数がSEXをした後に気分が落ち込み、泣いたことがあると答えています。
この状態は『ポスト・セックス・ブルー』と呼ばれることがあり、行為後に憂鬱、不安、嫌悪感を抱くことを表しています。人によっては、泣いてしまう場合もあります。
研究チームは、これを経験したと答えた女性に、恋人との関係が良好かどうかを確かめました。しかし、意外にも恋人との関係性にはほとんど影響がないという結果になったのです。SEXの質とも、今のところ関係は薄いと言われています。
まだ詳しい研究は世界的に進んでいない分野で、一説ではあるけれど、オーガズムによる女性ホルモンの変化によって、引き起こされるものなのだそう。
泣いた経験のある人が身近にいないと、自分だけがおかしいのか、体質的に性行為を受け付けられないのではないかと、悩んでしまうことがあるかもしれません。
けれど実は珍しいことではなく、誰にでも起こりうる可能性があるのです。黙って泣いていると、男性を困惑させてしまうかもしれない。
けれど少しでも自分自身で涙の理由を知っていたら、きっとお互いに安心できるのではないでしょうか。