仏教の教えに学ぶ!人生を変える「6つの知恵」
ここで紹介するのは、アメリカのメディア「Higher Perspective」に掲載された「6つの仏教の教え」。それは、あなたの人生を変えてしまうほどの可能性を持っているのだとか。参考にしてみては?
01.
思いやりの心
「無財の七施」を知る
思いやりを持って接することにより、幸福を手にする。そんな教えが仏教にはあり、7つのお布施と呼ばれている。具体的には眼施、和顔悦色施、言辞施、身施、心施、床座施、房舎施と様々にある。
難しいことはさておき、思いやりの心を持つことは、平常心を保ったり、自分を大切にするために重要だとされている。時にはちょっと恥ずかしく感じることもあるが、それさえ上手にできれば、様々な物事がうまく運ぶようになるもの。
感謝の心を忘れなければ、ポジティブな感情が巡り巡ってかえって来るようになるのでは?
02.身の周りの小さなことに一つひとつ注意を払う
悟りの教えには、世界を見つめる視点の持ち方など、いくつか注目するべきアイデアがある。その内の一つとして周囲にある小さな存在に目を向けるマインドフルネスが注目されている。
ここ数年はMiCBTと呼ばれる、マインドフルネス統合認知行動療法も注目を集めており、瞑想などを行うことで実際に脳の構造が変わったという分子生物学者の研究結果も発表されている。
心の目で世界を見つめ、精神的に満たされた生活を送り、小さなことに注意を払う。なりたいとおもう理想の姿を見つめ、その姿に向かってただ行動をすることが大切なのだ。
03.
世界に変化を望むなら
自ら行動を起こすこと
もう聞き飽きたという人も多いだろう。しかし、ガンディーのメッセージとしても広く知られている以下の言葉のとおり、核心を突いた強い言葉であるのは確か。
「世界に変化を望むなら、君自身が変化そのものとなれ」(Be the change that you wish to see in the world.)
もしも、より平和な世界を望むのであれば、より平和な人物であること。健康的な自然環境を求めるのであれば、木を植えること。あなたがこの世界に望むことを、実行していくことが大切なのだ。
04.
死を受け入れる
死はタブーとして認識されている。残酷な死を知ってしまっていることも理由としてある。痛々しい疫病で人生の最後を迎えるのは誰にとっても嫌なもの。
しかし、死に過敏になったからといって、人生が色濃くなるわけではない。未来は約束されるものではないのだ。だからこそ、今に注意を払うことが大切。
死を無視することは、自分の人生の最後を無視しているということでもある。そんなことでは、人生を幸せに全うすることなんて出来ないだろう。
05.
食にこだわる
仏教において、食は重要な役割を持っている。食は人生を変えることができるといっても過言ではない。だから、食について真剣に考えよう。それが、どこからきた食材なのか。どうやってお皿の上に辿り着いたのかを考えよう。
実際に仏教の食事にはいくつか法則がある。様々な食べ方があるものだが、ライフスタイル情報を紹介しているメディア、「Mind Body Green」に掲載された仏教食を紹介する。
まず、菜食主義で豆をよく食べること。毎日同じ時間に食べ、間食せずにお茶をよく飲むこと。その他にも、糖分を取らないことや、自炊すること(塩分が少なく済み、香りも強くなる)。
また、瞑想後に食べたり、食事の時間をを静かに過ごすことも大切な要素だとか。朝食を静かに摂るととても快適な1日を迎えることができるそうだ。
06.
「3つの毒」を取り除く
仏教では三毒と呼ばれる3つの要素が人をネガティブにすると言われている。
01.欲望 02.嫌悪 03.愚痴
この3つは、私たちの不幸に直接的に結びついている。もしどれか一つでも当てはまったなら、深く深呼吸してそれらについて頭を捻って考えよう。
金銭的欲望や、惨めな過去への嫌悪感。それらは何も生み出さない。